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浜松西高80周年 西山台に時移り

未来編 座談会(下) 一貫教育の未来を担おう

 <連載の締めくくりに当たり、学校、同窓会、生徒を代表する皆さんに今後の浜松西高のあるべき姿について聞いた。>

 −これからの学校づくりについて

 石田邦明校長 西高のキャッチフレーズは二つある。一つは「大地に根を張る骨太の教育」。もう一つは職員間の「マイナスをゼロに。プラスを倍にするチャレンジを大胆にしよう」。中高一貫がバラ色だとは思わない。だから改革によってメリットを倍にする。生徒が社会に出て難しい課題にぶつかった時、どう対応できるかが大切。基礎基本と応用、幅広い体験が必要で、そこがしっかりすれば、将来自力でやっていける。そういう人間づくりをしたい。

 先生、生徒どちらかではだめ。両者が一緒に学校をつくっていく。だからそったく宣言というんだ。先生はこうやって接する、お前らはちゃんとぶつかってこいよ、とね。西高の先生と生徒は、ずっとそういう間柄だったのだろう。

 川島順三同窓会長 西高は先生の面倒見がいいという伝統がある。高等部生の人数が減ったのはデメリットだが、量じゃなく質。いい生徒が巣立ってくれることを期待している。中高一貫で望ましい方向に行こうとしており、ありがたいこと。人数が減っても、それ以上のものを発揮して社会に貢献できたらいいのではないか。

 古山雄介生徒会長 学校を良くするといっても、一年や二年では変わらない。八十年という長い間に良くなってきたのだから。中高一貫を一つのきっかけとして、いい雰囲気をつくっていきたい。文武両道で、行事は思いきりやる。校長先生が言われたように、将来の自分を見据えて努力するような活気ある学校づくりをしたい。

 石田 中高の壁を取り払い、一貫校の雰囲気をつくっていく役割は生徒が担っている。行事や生徒同士の交流を通して垣根を取り払ってほしい。同じ西山台で学ぶ者として。

 礪波豊生徒会副会長 中等部と合同の学校行事などで、ほんの少しでも今までと違ったものを取り入れ、中等部とのつなぎ役になりたい。中等部生が高等部に上がれば、中等部生の気持ちが分かるだろうし、壁はなくなると思う。

 小嶋さゆり中等部生徒会長 もう少し高等部とかかわりを持ち、壁をなくしたい。私たち一期生が高等部三年生になった時、中高一貫をやって良かったねと言われるように、一人ひとりが自覚を持ちたい。

 −一貫教育の成果について

 石田 何をもって成功というか難しい。進学実績だけではない。教育は人づくりだから。先輩たちが頑張って立派な成績を残し、信頼ある西高を築いてくれた。それに見合う、あるいはそれ以上の実績を残せるか。心配でどきどきする。地域、同窓生、保護者の期待には当然出口(卒業時)の問題もある。よかったとみんなに思ってもらいたい。それはきっと大丈夫。高等部の先生は中等部での授業を「すごく楽しい。皆やる気がある」とほめてくれる。

 今年の三年生のセンター試験激励会で、「大学受験に成功したとか、一つのルートに成功したといっても、何も決定的なことではない」と伝えた。生徒たちには六年間で何が大事なことかを学んでもらいたい。

(文中敬称略=終わり=この連載は報道部・河野貴子が担当しました)

 

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