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浜松西高80周年 西山台に時移り

未来編 同窓会 若い世代の集い参加を

長年同窓会の役員として運営に尽力してきた相曽明夫さん=浜松市坪井町の相曽さん宅で

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 川島順三会長(昭29卒)=浜松市菅原町=を筆頭に、会員約二万三千人を擁する同窓会。活動には、全卒業生対象の同窓会「新春の集い」と年一回の同窓会報発行、五年に一度の会員名簿作成などがある。一昨年十二月には新たにホームページをつくった。創立八十周年を記念して、本年度はスポーツ、文化、芸術などの分野で実績を上げた生徒を表彰する西山賞を創設し、在校生支援にも積極的だ。

 同窓会のメーン行事、一月二日の新春の集いを間近に控えた昨年十二月二十二日。集いの幹事の会合場所になっている同窓会記念館では、最終的な打ち合わせが行われていた。幹事は昭和六十年(高校37回)卒生たち。卒業後二十年目の同窓生に回ってくる役目だ。

  37回卒生は一昨年から学年の中で有志を募り、約四十人が幹事に。昨年一月、本格的に動き始めた。ピーク時には週二回の会合が続いた。「あいさつはどんな風にしよう」「席は何席用意しようか」。こんな真剣なやりとりの合間にも冗談が飛び出し、笑い声が絶えない。皆、高校時代のクラスはばらばら。幹事の一人、左右田泰丈=浜松市東伊場=は「文化祭のクラス展をやっているような感覚」と表現する。

 代表幹事の杉田智樹は「楽しみにしているOBがいらっしゃるし、今年の“でき”はどうかとチェックされる」とプレッシャーを打ち明けつつ「同窓生の中で新しい関係を築けたし、同窓会役員とも意思疎通を図ることができた」と喜ぶ。幹事を務めたことで同窓会の中に居場所を見つけ、以後集いに参加するようになる人も多いという。

 現在の新春の集いの原型ができたのは二十七年前。昭和三十三年(高校10回)卒の幹事、相曽明夫=浜松市坪井町、白柳俊司=同市本郷町=らの時だ。もともと、六月に総会、一月は臨時総会として懇親会付きで年二回開いていた。この年から運営方法を刷新し、六月は役員中心の総会のみ、一月の臨時総会を懇親会として、役割を分けた。

 チケット前売り制と還暦祝い、抽選会、アトラクションを導入したのもこの年から。参加人数は飛躍的に伸び、前年までの約三倍、五百五十人が参加する盛況となった。当時の同窓会報にも「かつてない盛会」の文字が見える。以来、後輩たちが手法を受け継ぎ、名称も十八年前に「新春の集い」に改められた。

 現在、同窓会報編集委員長の相曽は今年の幹事について「よくやった。運営がなめらかだったし、記念誌は読み応えがあって楽しかった」と文句なしの及第点。一方で参加者の減少を危ぐする。

 相曽らの幹事以降、順調に増えていた参加者は一九九九年ごろの約千人をピークに次第に減少。「集いは同窓生の個々のつながりを確かめる場。若い人たちにそういった気持ちが少なくなったのは非常に残念」と話し、「同窓会のメーン行事だから、チケットの値下げとか、どんな手段を使っても出席者を増やして」と後輩たちに注文する。

 ただ、明るい展望も持っている。「中高一貫で生徒が六年間在籍すれば、学校への愛情が増すのでは。ぜひ若い世代に(集いに)多く参加してほしい」と呼び掛ける。

(文中敬称略)

 

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