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浜松西高80周年 西山台に時移り

卒業生編 アーティスト 経験が“仕事の糧”に

「基本的に実力の世界」という業界を勝ち抜いてきた水野良太郎さん=東京都内で

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 漫画家、イラストレーター、エッセイスト−。肩書の多さに「本業不明」と笑う。水野良太郎(昭30卒)=東京都=は武蔵野美術学校(現武蔵野美術大)三年の時、応募したポスターが日本宣伝美術会展に入選。在校生初の快挙だった。次々と仕事が舞い込み、中退し漫画家としてデビュー。ほかにも「キャプテン・フューチャー」「頭の体操」シリーズなど書籍イラストも多く描き、得意のフランス語に関する著書もある。テレビのリポーター、ラジオのDJ、美術系専門学校講師なども務めた。

 今は鉄道模型に熱中し、自宅の十二畳間には線路が敷き詰めてある。「一つのものに集中して、壁にぶつかると横にそれてしまう。怠け者なんだよ」と自己分析。ただ、集中の度合いは生半可ではない。

 高校時代は新聞部で記事や四コマ漫画を書いた。月刊制維持のため、広告取りにも励んだ。一方で「嫌いなものは絶対にやらない」。数学のテストは白紙で出し、さっさと映画館に出かけた。あらゆる経験が仕事の糧になると考える。救急車で搬送されながら、病院内や医師らの人間関係を観察した。常にシビアな視点で題材を探す。

「どんな職業でも土俵は同じ」と小林さん=鎌倉市内で

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 同じ漫画家に小林たつよし(本名辰禎、昭49卒)=神奈川県=がいる。高校時代はサッカー部の主将。一九九〇(平成二)年、当時西高の教諭だった奥山和弘原作の交通安全啓発漫画「マネージャー物語」の絵を担当した。作品は全国的に大きな反響を呼び、自治体からも引き合いがあった。

 自らの内面が問われる厳しい職業。「デビュー直後は身が細る思いだった」と振り返る。別人が描いたかのように画風を自在に変え、時には殺人的スケジュールをこなすが、「プロだから」とさらり。「“生きた証し”を残せるというのはありがたいことです」

 明治大漫画研究会で腕を磨き、七九年に「あいつのタオル」でデビュー。主に少年学習雑誌で活躍してきた。昨秋まで一年半没頭した「地球大進化」全六巻が仕上がり、次は人気テレビ番組の漫画化が待っている。芸術や創造の世界を選んだ卒業生には、作詞家康珍化=カン・ジンファ=(昭47卒)も。康は「桃色吐息」「ミ・アモーレ」で日本レコード大賞作詞賞を受賞。ヒットメーカーとして知られる。スズキコージ(昭41卒)は絵本作家として、ドイツ在住の石津なをみ(昭62卒)はオペラ歌手として才能を開花させた。

(文中敬称略)

将来の夢

 現在、食生活の乱れから生活習慣病になる人が増加しています。正しい食生活を送ることによって、健康に毎日を楽しく過ごせるように、予防に重点を置いて食物科学の面から研究したいと思います。医療の面で必要性が高まっている管理栄養士の資格を取得して、多くの人々に食事で病気を防ぐことができるということを伝えていきたいです。3年 杉山 鮎美さん

 僕の将来の夢は、農家になることです。昨年、国内では台風が連続上陸し、新潟では強い地震、そしてスマトラでは、被害がとても大きい地震が起こりました。その被害を受けた人々が今一番必要なのは、食料だと思います。将来、僕が大人になった時にも、このような災害や戦争が起こるかもしれません。その時、食料を被災地に送れるような農家になれるといいと思います。中等部2年 山本 真吾君

 

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