トップ > 静岡 > 高校・大学周年特集 > 浜松学芸高100周年 > 記事

ここから本文

浜松学芸高100周年 学芸の詩

同窓生編 ともだちはいいな 音楽の街づくりに貢献

オペレッタ「シカゴの伯爵夫人」を演じる音楽科同窓生たち=今年7月、浜松市のアクトシティ浜松中ホールで

写真

 「昭和五十年代から浜松市が進める『音楽の街づくり』に音楽科同窓生の存在は大きいと思います」。今年七月、創立百周年記念・音楽科同窓会コンサート(アクトシティ浜松)であいさつした中村誠校長の言葉に、全く気負いはない。

 同四十年創設の音楽科卒業生は九百十六人。中でも日本オペラ界で活躍する黒田晋也(6回生=以下数字のみ)永田直美(8)牧野正人(9)は市の浜松ゆかりの芸術家顕彰制度で七年前から相次いで顕彰されている。

 音楽科同窓生が主力メンバーの浜松市民オペラ協会は、これまでに四回の市民オペラを企画。中でも三年前のアクト開館五周年と昨年の市制九十周年事業で二回上演した創作オペラ「三郎信康」は渡部成哉(3)が台本を書き、二橋潤一(1)が作曲を担当、主役の三郎を黒田が、相手役みのを水野由紀子(28)が演じた。その脇役に水船桂太郎(16)や中島実紀(3)らがいる。このうち水船は来春「蝶々夫人」で二期会デビューを果たす。さらに国立音大院生平尾憲嗣(28)は甘いマスクと個性ある歌声で「錦織健をもしのぐ歌手に」と期待されている。

 高井治(13)は劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」で主役ファントムを射止め、昨年の静岡に続いて京都公演も追加公演となる大人気ぶりだ。一昨年はピアノの小林えり(34)が三年在学中、浜松国際ピアノコンクールに本県から唯一出場。フルートの女性四重奏団「リンクス」の一人として松崎麻衣子(26)がデビューするなど話題となった。

 今回の同窓会コンサートでは11−31回生の若手五十三人が出演。企画した新井陽子同窓会長(16)=浜松市早出町=は「音楽という共通項があるだけに卒業後も結びつきは強い。百周年の今回その意を強くしました」。在学中に始まった定期演奏会は一番の思い出。「中でも最後の全員合唱曲『ともだちはいいな』は手を取り合って上にかざす。これが今でもジーンときます」

 同科で声楽を学ぶ田辺香奈(2年)は「『好き』以上に歌うことの楽しさ、厳しさが分かってきました。先輩の演奏を見る機会が多く勉強になります。中でも平尾さんは私の一押しの歌手」とニッコリと付け加えた。

(文中敬称略)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索