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二俣高校90周年 「木の花」の下で

卒業生は語る 大橋武司さん(高校10回卒)

厳しく優しい教え感謝

美術館と二俣高のいい関係をと話す大橋武司さん=浜松市二俣町で

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 開館八年目を迎えた秋野不矩美術館。今年七月の市町村合併によって旧天竜市立から浜松市立の美術館となった。「魅力ある美術館運営と利用しやすい施設づくりに一層努めたい」。館長の大橋武司(65)=高校10回卒=は意欲を見せる。

 高校に入る前から学校の教師を志望、静岡大を卒業して教職に就いた。旧龍山村の龍山中を振り出しに中学で数学と理科を教え、旧天竜市教委学校教育課長や二俣小校長などを歴任。同市教育長を六年間務めた後、昨年四月館長に就任した。

 高校三年間を思い出して「中でも忘れられないのは英語の熊谷先生やバスケットボールの岡野先生。熊谷先生は進路指導にも熱心で、『これ、使えよ』と英語の参考書をいただいたこともあった」。厳しい中にも優しさがあった教えを懐かしく思い、感謝する。

 教育長の立場になってからは、特に旧天竜市の中学校統合問題に心を砕いた。「小規模の幼小中学校での連合教育という下地があったからこそ、それが推進力となって保護者や地域住民、先生らの理解をいただくことができたのでは」と振り返る。

 秋野不矩美術館は、二俣高の前身二俣高等女学校の卒業生で文化勲章を受章した日本画家秋野不矩(一九〇八−二〇〇一年)の作品紹介を中心に、企画・特別展の開催や市民創作活動の場として一九九八年にオープンした。「美術館と二俣高がうまく連携していい関係をつくっていければと思います。特別展などで生徒らを招待するなど、できる範囲で学校に協力していきたい」と話す。

 そして母校の後輩たちには「勉学でも部活でも、何か一つ高校時代に打ち込めるものを持ってもらいたい。学校側には、生徒らが夢中になれるものを見つけさせる指導を」と望んでいる。

文中敬称略

 

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