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二俣高校90周年 「木の花」の下で

卒業生は語る 内山佳保里さん(高校46回卒)

楽しかったボート部活

 浜松市月の天竜ボート場艇庫正面に今年二月、内山佳保里(30)=高校46回卒=のアテネ五輪ボート出場を記念するプレートが、当時の天竜市体育協会により設置された。プレートには「このボート場でボートと出会って、努力と鍛錬により二〇〇四年アテネオリンピック出場の栄冠を勝ち取った功績をたたえる」などと記されている。除幕式に出席した内山は「とてもうれしい。これを励みにこれからも頑張ります。そして世界に羽ばたく選手がここから出ることを願っています」とあいさつした。

 中学時代はソフトボール部。二俣高に入ってからボートを始めた。足腰の強さからめきめきと上達。全国選抜や国体などで優勝し、世界ジュニア選手権にも出場する。卒業後は愛知県のデンソーに入社。〇〇年世界選手権(クロアチア)の軽量級四人スカルで四位、〇二年の釜山アジア大会では女子軽量級ダブルスカルで銅メダルを獲得。三度目の挑戦で出場権をつかんだアテネ五輪では軽量級ダブルスカルに出場して十三位に入る健闘を見せた。現在は愛知県日進市のデンソー基礎研究所に勤務。

 「高校時代の一番の思い出は」の問いに「大事な大会でユニホームを忘れてしまったこと。私っておっちょこちょいなんです」。高校二年のとき、愛知県で行われた国体ブロック予選を兼ねた大会。ユニホームを忘れたことに会場に到着してから気づき、大急ぎで母親に届けてもらったというエピソードを笑いとともに振り返る。世界に出てからはひざなどのけがにも泣いたが、持ち前の明るさと粘りで克服してきた。

 「二俣高時代のボートが楽しかったから、今がある。こつこつとやっていれば必ず結果が出ます。あきらめずに、自分を信じて頑張って」。後輩たちに送るメッセージは、北京五輪を目指してチャレンジを続ける自身への決意でもある。

文中敬称略

 

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