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二俣高校90周年 「木の花」の下で

今、学校は 剣道部

声を掛け合い一致団結

 創立は一九五九(昭和三十四)年で三年後に女子部が誕生する。このころは毎年男女四十人前後の部員がいて、一年の男子は防具が足りないほどだった。県西部の各大会では常に上位の成績を収めるようになり、「二高剣道部」の名は広まる。七二年には女子が団体で県大会を制し、念願の全国高校総体出場を果たす。そして七七、七八年と、女子団体は全国高校総体連続出場を成し遂げた。

 熱心な指導で知られたのが松井美喜雄(59)=横須賀高教頭。自身も剣士として全日本大会の出場経験を持つ。「いつでも試合に出られるように、補欠の部員を大切にした記憶がある。遠征にもよく出掛けた」と、顧問を務めた七三年からの七年間を振り返る。

 卒業後も大学に進んで活躍したのは春田昌恵(54)=高校22回卒。国士舘大二年の時、第五回全日本学生選手権大会で個人優勝、学生日本一に輝いた。「思い出すのは三年の県予選。団体の決勝で榛原高に負けて全国大会出場を逃したこと」。この悔しさをバネに大学に進んで剣道を続ける。

 「剣道のすばらしさを味わった。地域に恩返しをしたい」と教師の道を選んだ。三年前に母校でもある磐田市豊岡中に赴任、剣道部顧問を務める。昨年は教え子たちが県中学総体剣道競技女子団体で念願の初優勝を飾った。「やれるのにやらないのは惜しいこと。多くの人と剣を交え、めぐり合わせを大事にして」と後輩にエールを送る。

 現在部員は三年が引退して一、二年生の七人。青木梨沙部長(二年)は「練習ではみんなが一致団結できるように声を掛け合って頑張っています」と話す。

 顧問四年目の松本浩司教諭(32)は「人数が少ないのでけがや体調管理に注意を促し、集中した練習でメリハリを付けている。高校三年間で剣道の楽しさを分かってもらい、生涯スポーツにつながっていけばいいなと思います」と部員らを見守る。

文中敬称略

 

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