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二俣高校90周年 「木の花」の下で

卒業生は語る 向井喜美さん(高女21回卒)

短歌 先生が熱心な指導

 手を動かしながら会員仲間や奉仕活動で参加した子どもたちに声を掛け、花の植え替え作業に精を出す。天竜花の会会長の向井喜美(85)=高女21回卒、浜松市二俣町=は「花を育てることは子どもたちの健全な育成、明るい地域づくりにつながります」ときっぱり。花いっぱい運動の広がりを願って会を引っ張る。

 小学校四年の時、担任教師の影響を受けて「将来は学校の先生になりたい」と決めた。一九三三(昭和八)年に二俣高女に入学。「本が好きでよく図書室にいっていましたね。それから思い出すのは『修養録』。日記のようなもので一人一人が自分の思ったことなどを書いて担任に提出し、校長先生にも目を通していただきました。私は文の最後に好きだった短歌を一つ二つ書くと添削をしてもらい、先生の熱心な指導は今も忘れられません。このころは運動部も盛んで、中でもバスケットボール部は強くて活躍していましたね」と懐かしむ。

 一九七七(昭和五十二)年に小学校教諭を退職。その年十月、会員二十人で天竜花の会を創設した。「『かぎっ子』が問題となっていたころ。地域花壇や家庭のプランターで花づくりをして周りの環境を美しくすれば、子どもの心も癒やされる、そう思って活動を始めました」と振り返る。

 現在、天竜花の会は旧天竜市内六地区に八百五十人の会員を擁するまでに成長した。「犯罪のない明るい町に」。会員らは、十八カ所の地域花壇の管理や栽培指導などを中心に花いっぱい運動を進めている。

 母校への愛着は人一倍強い。二十一年間にわたって第四代同窓会長を務めた。「二俣高が大好き。町の人たちは生徒を見ていて評価をします。みんな、すばらしく育ってほしいですね」と願わずにはいられない。

文中敬称略

 

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