トップ > 静岡 > 高校・大学周年特集 > 袋井商業高校80周年 > 記事

ここから本文

袋井商業高校80周年 飛翔

歴史編 平成 未来への挑戦を期待

表彰制度など生徒に励み

「躾の袋商」の教えを守る現役生たち=袋井商業高校で

写真

 「卒業生の活躍は学校の誇り。諸君は、学びと工夫を継続させ、躾(しつけ)の袋商だけで満足せず、チャレンジする袋商を目指してほしい」。十一月二十八日、現役生や卒業生ら約千二百人が出席して行われた創立八十周年記念式典。太田輝夫校長の力強い呼び掛けが、出席者の胸に響いた。

 近年、現役生の態度は地域から評価が高い。「躾の袋商」。生徒たちの身だしなみや礼儀作法は「地域とともに歩む」を掲げる学校の信条。しかし昭和時代末期の生徒たちの生活態度は、決して胸を張れるものではなかった。

 平成時代に入り、学校の雰囲気はがらりと変わる。「マナーや礼儀作法を知らずして商業学生とは言えず」。一九九一(平成三)年、就任した永江史朗校長が学校の立て直しを図った。きめ細かな生徒指導を徹底させ、卒業生や地域へも目配りを呼び掛けた。翌年には「生徒を励まし優れた面は大いに褒めてやらねば」と、学業・スポーツで優秀だった生徒を対象にした独自の「メダル表彰制度」を導入した。毎年の表彰は、学業優秀生徒への「FC賞」、無欠席、無遅刻、無早退の「皆勤賞」、部活や社会奉仕などの「春風賞」の三種類で、生徒たちの大きな励みとなった。

 創立七十周年を迎えた九三年には、慣れ親しんだ制服を一新した。男子の詰め襟、女子の紺色制服から、男女ともスマートなブレザースタイルに変え、今も多くの生徒や地域から好評だ。

 また本業となる学びの施設も充実させた。「事務管理」「経理」「経営」の各科を、時代のニーズに合わせた「情報処理」「流通経済」「経理」に改編。店舗設計・販売管理などの実習に必要な販売時点情報管理(POS)システムなど、実務に即した各種設備を設置するほか、全国の高校で初となる「カラーラップ」方式の汎用コンピューター設備を導入した。

 結果、生徒たちに自信と誇りが芽生え、低迷していた部活動も活気を取り戻し、珠算や日本語ワープロ、吹奏楽などの各部が全国大会出場を果たすなどした。

 八十周年式典で「未来への限りない挑戦を期待する」と締めくくった太田校長。建学精神の「善良なる実業家たらんことを期すべし」を胸に、新たなる歴史へと歩み出した。

実務競技優勝を誇りに 英文ワープロ部長 3年 久保 亜矢さん

 県実務競技大会で四年連続優勝を果たすことができました。先輩たちの築いてきた功績は少しプレッシャーでしたが「自分たちも優勝したい」という気持ちで臨めました。優勝はもちろんですが、同じ目標に向かって頑張れた仲間が出来たことがうれしいです。社会に出てからも学校での学びを生かし誇りにしたい。

(文中敬称略)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索