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袋井商業高校80周年 飛翔

人脈編 “笑売”の心意気が大切

同窓会長 鈴木誠市さん

「笑顔が大切」と言う鈴木誠市さん=袋井市内で

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 一九二三(大正十二)年の創立以来、二万人を超す卒業生が巣立った。卒業生たちは中東遠地域をはじめ、各地で産業経済の担い手として、また政治や文化、芸術などあらゆる分野で活躍している。第二部では卒業生の姿を通し、母校の思い出、後輩への期待を紹介する。

 「何事も笑顔が一番。商売も“笑売”の心意気が大切」。地元密着の先輩商人として、就任十二年目の同窓会長として母校を見守り続けている。

 高校時代は戦争の真っ直中だった。「連日の動員作業で、勉強どころではなかった」と振り返る。それでも隠れて勉強し一九四六(昭和二十一)年、日本大学へ進学し経済を学んだ。卒業後は日本を代表する商社、三井物産東京本社に入社。バリバリの商社マンとして、輸出為替の激務に明け暮れた。「猛烈サラリーマンでした。『人を倒してでも物を売り込め』と教えられました」。

 五六年、JR袋井駅前に店舗を構える家業の日常雑貨屋「スルガヤ商店」を継いだ。世界が相手の商売から地元密着商人への転身。「最初はギャップがあり戸惑った」と言うが、地元を愛する気持ちと大商社で培われた商魂がうずき、すぐに行動に移した。

 「若者が行動しないとまちが発展していかない」と六四年、袋井青年会議所を発足させ、初代理事長に就任。さらに当時の袋井商工会商業部長などを歴任し、会長を務めた九三年には、同商工会の商工会議所昇格に尽力した。

 創立八十周年記念事業の一環として、昨年十二月に開いた生徒による物販店「袋商ショップ」では、同窓会として生徒たちの挑戦を積極的に支援。目標の集客、売り上げともに上回る結果に「互いに協力し合い頑張った。初めてにしてはまずまずの出来」と合格点を出す。一方で「目標達成に満足しないで、ショップで体験した人間関係を今後に生かせるかが重要」と商売のプロとしてのアドバイスも忘れない。母校の未来をつくっていく現役生たちに「商業高校として、社会に出てからの即戦力となり、人からの信頼を勝ち取れるような人物になってほしい」とエールを送る。

まずチームワークと精神力 男子バスケット部 3年 鷲山 智士さん

 男子バスケット部の目標は「自己への挑戦」です。練習は決して楽ではないですが、退部者もなく練習に励んでいます。顧問の先生からは「まずチームワークと精神力が大切」と常に言い聞かされています。チームは過去十年連続で県大会出場し、ベスト8にも四回入っています。私は袋商バスケット部に誇りを持っています。後輩たちも引き継いでもらいたい。

(文中敬称略)

 

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