トップ > 静岡 > 高校・大学周年特集 > 袋井商業高校80周年 > 記事

ここから本文

袋井商業高校80周年 飛翔

人脈編 焦らずに失敗から学べ

舞台俳優 加藤健一さん(54歳)

「失敗や挫折が貴重な体験になる」と語る加藤健一さん=東京で

写真

 「演劇は『下町の工場』みたいなもの。時間と手間がかかり、情熱と気持ちに余裕がないと優れた作品は生まれませんね」。一九七〇(昭和四十五)年の初舞台以来、俳優、プロデューサー、演出と多岐にわたって活躍し、日本の演劇界をリードしている。

 演劇を始めたのは高校二年生の時、当時の三年生が中心となって創設した演劇部に誘われたのがきっかけ。「のんびり者でとくに目立った生徒ではなく、演劇にのめり込んでいたわけでもなかった。それが人前で芝居して、飯を食っていくことになるとはね」。卒業後、関西の道路建設会社に勤めたが半年で退職。「これから何をしようか」と迷った揚げ句、とりあえず上京。劇団俳優小劇場の養成所をたまたまのぞいたのが、役者の道の第一歩だった。

 「やればやるほど芝居が好きになっていった」。骨太の芝居は、めきめきと頭角を現し「熱海殺人事件」「蒲田行進曲」などで話題となった「つかこうへい事務所」のほとんどの芝居に出演。つか作品には、無くてはならない役者となった。その後「おかしな二人」「銀幕の向うに」「煙が目にしみる」など、シリアスからコメディーまで、英米翻訳作品を中心に出演し、紀伊國屋演劇賞、文化庁芸術祭賞などを受賞。代表作の一人芝居「審判」は、通算二百十三ステージをこなした。

 八〇年に自身の事務所を設立。役者兼演出家として芝居好きな役者たちを集めて舞台づくりを進め、他劇団とは異なる個性的な活動で注目を集めている。八六年には俳優教室を開設し、多くの役者を育てている。「何を目指すのも入り口は関係ない。失敗や挫折を繰り返してもそれが貴重な体験になる。焦らなくても大丈夫」と語る。

 現在、同事務所の舞台「すべて世は事も無し」を全国各地で公演中。アメリカ中西部の町はずれを舞台に、夏の終わりの日常的な出来事を描いた笑いと涙を誘う作品で、三月にはアクトシティ浜松大ホール(二十−二十三日)浜北市文化会館(二十四、二十五日)磐田市民文化会館(二十六日)掛川市生涯学習センター(二十七日)など、県内十四会場を巡回する。

就職先で資格生かしたい 英文ワープロ部 3年 上野 瞳さん

 三年間、部活動と検定取得に力を入れてきました。その結果、部活動は東海大会で三位に入賞し、検定は日本語、英文ワープロ、簿記など計七種類の一級に合格することができました。ここまで努力できたのも、励ましてくれた先生方や仲間のおかげです。就職先も決まり、今後はこの資格を生かしていきたい。

(文中敬称略)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索