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袋井商業高校80周年 飛翔

人脈編 各自の道で羽ばたいて

書家 大谷青嵐さん(66歳)

和やかな笑顔で生徒を指導する大谷さん(左)=浜松市の大谷さんの書道教室で

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 「おっ、個性的な筆遣いがいいですね」。おごりを感じさせない、ひょうひょうとした笑顔で和やかな指導。自然と生徒たちの筆は、なめらかに半紙の上を走る。朱墨でさらさらと手ほどきし「書でも何でも、物事は集中して楽しむことが大切」とニコリ。

 浜松市内で書道教室を主宰し約三十五年。現在県書道連盟副理事長を務める。文字学や古硯(すずり)の研究家としても知られ、書展の審査員や漢字の起源の講演で全国各地を飛び回っている。袋商八十周年記念誌と本紙企画の題字「飛翔(ひしょう)」を手掛け「現役生も卒業生も、それぞれの道で大きく羽ばたいてほしい」と願いを込めた。

 高校時代は全く書と縁がなかった。「字も下手、そろばんも下手。もともとのんきな性格で、何気なく過ごした三年間でした。とても胸を張れない学生でしたよ」と照れる。

 書との出合いは二十歳。たまたま職場で開かれていた書道教室に参加したことがきっかけで、指導していた書家井出子水さんの手ほどきを受けた。「最初は特別な魅力は感じませんでしたが、書いていくうちに体に染み込んでいくようでした」と言い、仕事の傍ら、書の道にのめり込むようになった。

 その後、さまざまな書家から影響を受けながらも特定の師匠には付かず、独学で学んだ。八〇年、日展初出品で初入選し、三年連続入選。漢字の起源研究をライフワークとし、研究のためこれまでに計六十回ほど中国を訪れている。

 書の魅力を「筆を持つことで集中でき、日常のちっぽけなつまらないことなどすべて忘れてしまうこと。集中力は精神修行にも役立ちます」と言い「教室や作品展などを通じ、さまざまな人と出会うことも楽しみですね」と話す。

 好きな言葉は「大象無形」。真の大物は、形など無いの意。まさに飾らない人柄をあらわした言葉だ。

厳しくも楽しいサッカー 1年 内山 知泰さん

 サッカー部に所属し、毎日練習に励んでいます。練習は厳しいですが、先輩たちは親切で、いろいろなアドバイスをもらいながら部活動を楽しんでいます。昨年十二月の「袋商ショップ」では、社員の一員として参加し、貴重な経験ができました。これからもさまざまなことにチャレンジし、充実した高校生活を送りたいと思っています。

(文中敬称略)

 

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