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袋井商業高校80周年 飛翔

人脈編 常に“立体的な音色”を

昭和61年卒 ピアノ調律師 石田智子さん(35歳)

 背筋をシャンと伸ばし、じっと音に耳を澄ませる。鍵盤が奏でる一音一音の微妙な狂いを聴き分け、そのピアノ本来が持つ音色によみがえらせていく。常に「目に見えるような“立体的な音色”」を心掛けている。

 「ヤマハミュージック浜松」(浜松市)のピアノ調律師として十年目。県西部のホールや家庭用など、年間四百台のピアノの調律を受け持っている。「調律師は表舞台に出てはいけない仕事。自分が手掛けたピアノが、弾いた人に満足してもらえることが一番の喜びですね」と話す。

 ピアノは幼稚園から習い始めたが、将来の仕事として考えたことはなかった。それでもピアノが大好きで、練習は欠かさなかった。高校三年時の文化祭では、ロックバンドのキーボード奏者として出演。当時のヒット曲「六本木心中」などを演奏し、生徒たちを盛り上げた。

 高校卒業後、事務のスペシャリストを目指して短大の商科に進学。各種資格を取得したが、接客業のアルバイト体験にやりがいを見つけ、県西部のホテルに就職した。その後、ピアノ調律師養成所の存在を知り「引っ込み思案な性格でしたが、若いうちは失敗しても軌道修正できる」と、思い切ってホテルを辞め、調律師の道に進んだ。

 駆け出しのころは緊張の連続だった。「調律の理屈は理解しているつもりでしたが、技術力が伴わず不安でした」と振り返り「一生懸命仕事をした後の、お客さんの笑顔に救われてきました」と言う。

 調律師にとって耳は命。最新のチューナー機よりも調律師の耳が信頼される。「だからこそ体調管理が大切」と言い、大好きなお酒も「二日酔いは厳禁ですね」と笑う。

 「ベテラン調律師が手掛けた音色を比べると、まだまだ未熟者だと痛感する毎日です」。夢は、有名アーティストや大ホールからの仕事を任されること。「もっと経験を積み、どんな要求にも柔軟に応えられる仕事をしたい」と夢を語る。

多くの資格取得が目標 1年 大沢 優樹さん

 高校での目標は、多くの資格に挑戦することです。まず全商一級を三種類取り、最終的には基本情報を取りたいと思ってます。現在は、資格取得に向けコンピューター部に所属しています。覚えなければいけないことが多く、授業とも両立させていかなければいけないので、気を引き締めて取り組んでいきたいと思っています。

(文中敬称略)

 

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