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袋井高校30周年 愛野の丘に

未来へ 『高の字山』に見守られ

約2000本のツツジでかたどった「高の字山」

写真

 校舎南東の斜面に、約二千本のツツジで「高」の文字をかたどった植え込みがある。大きさは縦三十メートル、横二十四メートル。文字は年間を通じて緑を保ち、春にはピンクや白の花で彩られる。地域住民から「高の字山」の愛称で親しまれ、生徒たちの学校生活を見守り続けている。

 斜面は、開校時のグラウンド造成のため、愛野の丘を削ったもので、当時はむき出しの山肌をさらしていた。「この広大なキャンパスに、高校のシンボルを造ろう」と一九八一年、当時の生徒たちの手によって植栽が始まった。当初はサツキだったが、うまく根付かず八七年、現在のツツジに植え替えられた。高校の北側を走る東海道新幹線からも眺めることができ、全国で暮らす卒業生たちが帰郷する際「地元に帰って来たんだな」と実感させる、同校のシンボルになっている。

 「高の字山」と並ぶシンボルがもうひとつある。毎年六月に開く文化祭「緑風祭」でお披露目される巨大オブジェだ。毎年、その年にちなんだテーマを決め、全校生徒が協力して作る。

 二〇〇五年のテーマは「live together〜豊かな自然の中で」。「人間」と「自然」との共存を見つめ直そうと、「環境」をイメージした大きな木を描いた垂れ幕を制作した。縦四メートル、横七メートルの布に、本物の木の葉や花などを縫いつけ、自然保護への願いを込めた。このオブジェづくりは今後も続けていくという。

 一九七六年、八十三校目の県立高校として開校し、これまでに九千六百八十二人が巣立った袋井高校。十一月二十五日に開いた創立三十周年記念式典で藤田重晴校長は「熱意と誇りを持って、新しいものに果敢に挑戦してほしい」と生徒たちに呼び掛けた。

 生徒会長の内野竜志さん(二年)=磐田市福田=は「これからの学校の歴史は僕たちが作っていくもの。生徒の自主性を大切にし、けじめのある自由な高校生活を送りたい」と抱負を語り、未来に向けた新たな歩みへスタートを切った。

生徒会交流会で学ぶ 山下竜之介さん(前生徒会長・1年)

 11月に生徒会長としての任期が終了した。在任中はさまざまなことを経験することができた。とくに磐周地区高校生徒会交流会では、各高校の取り組みを知ることができ、お互いに協力していこうと話し合った。中学生の生徒会とはずいぶん違うと思った。(磐田市見付)

 =終わり=この連載は夏目貴史が担当しました

 

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