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袋井高校30周年 愛野の丘に

学校の歩み 伝統を継ぎつつ自由へ

自由な校風を満喫する在校生たち

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 「生徒の自主性が尊重される自由な校風」。二〇〇四年の生徒会長を務めた繁高みきさん(三年)=磐田市加茂=は、現在の高校のイメージを誇らしげに語る。

 開校時(一九七六年)、生徒の身だしなみや礼儀作法などの生活指導を徹底し「しつけの袋井高」で知られた。平成時代に入り、学校の雰囲気に変化が出てきた。開校後しばらく、全生徒数の二割程度だった女子生徒が年々増え、九〇年代後半には女子数が男子数と逆転。校内は華やかな雰囲気になった。また「ポケベル」や「ケイタイ」が高校生の必需品となるなど、若者が自由を謳歌(おうか)する時代の風潮もあり、厳しかった校風は次第に緩やかになっていった。

 九〇年代前半からは生徒の自主性が重んじられ、生徒から“ダサイ”と不評だった男子の学帽着用や学校指定の通学バックも自由化となった。九六年後期の生徒会長山下良太さん(26)=会社員=は「自分たちの時代には、開校時の『厳しい学校』のイメージはすでになかった。それでも全体的にまじめな学校で、生徒もそれぞれが袋井高生らしさを意識していた」と振り返る。

 学校行事も様変わりした。規律などを学ぶ新入生宿泊研修や修学旅行に代わる夏山登山、スキー教室など、開学時からの取り組みは、生徒や教諭らの意見で廃止となった。一方で、茶園栽培や夏季補習授業、生徒弁論大会「ロゴスの集い」など、高校の象徴的な行事は現在も残る。今年の「ロゴスの集い」で発表した左口真士さん(二年)=磐田市二之宮=は「主張を通じ、自分の将来や社会的な問題について深く考える機会になった。袋井高の誇れる伝統です」と胸を張る。

 九五年には海外研修派遣事業がスタート。毎年生徒らがアメリカやオーストラリアを訪ね、現地の高校生との交流やホームステイを通じ、視野を広げている。

 創立三十周年の節目を迎え、藤田重晴校長(55)は「先輩たちが築いた良き伝統を継承しつつ新しいものに挑戦し、自分の能力を最大限に伸ばしてほしい」とエールを送る。

毎日がとても充実 河井亜樹さん(一年・女子バレーボール部)

 私の目標は文武両道です。日ごろの部活動で培った精神力と集中力をいかし、精いっぱい授業にも取り組んでいます。バレーボール部では、共に助け合える友達、後輩思いの先輩、指導熱心な先生方に出会うことができ、毎日がとても充実しています。(掛川市大渕)

(文中敬称略)

 

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