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袋井高校30周年 愛野の丘に

学校の歩み 厳しかった生活指導

学校行事の一環として茶摘みを体験する生徒ら=袋井市内で

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 開校年(一九七六年)の夏、袋井市東部の愛野地区に広がる小高い丘を造成した約八万六千平方メートルの敷地内に、待望の校舎が完成した。

 普通教室二十四室をはじめ各種特別教室を整備した鉄筋コンクリート造り三階建ての校舎三棟を皮切りに、体育館、格技場、弓道場などが次々と完成。八〇年には二十五メートルの屋外プールが完成し、すべての施設が整った。

 校舎の完成に伴い、さまざまな学校行事もスタートした。当時、県が策定した県立高校増設計画の先駆けとして開校した同校の取り組みは、新設校のモデルケースとして教育関係者らの注目を集めていた。

 同校は新設校の特色を出そうと、集団行動などで袋井高生としての心構えを養う宿泊研修や、修学旅行に代わる夏山登山、スキー教室、生徒弁論大会「ロゴスの集い」、茶園の栽培など他校には見られない校内行事を取り入れた。

 また男子の学帽着用や学校指定の通学かばん、服装、礼儀作法など高校生らしさを徹底し「しつけの袋井高」として知られた。

 勉学では県内有数の進学校磐田南高、掛川西高に追いつこうと、朝のミニテスト「特講」や夏休みの補習、合宿授業などで学力アップを目指した。体育の授業は、体力づくりがメーンで卒業生らは「軍隊並みだった」と話す。

 一期生で同窓会長の鈴木康之さん(45)=会社員=は「どんなことに対しても厳しい学校だった。とくに生活指導に厳しく『アリキン、アチャコ、ゲンチャー』(当時の教諭のあだ名)は、誰もが懐かしく思うでしょうね」と当時を懐かしむ。

 開学時からの取り組みは、同校の特徴として継承され、八期生で創立十周年時の生徒会長嶋田修さん(38)=袋井西小教諭=は「開学時の苦労話を先生からよく聞かされました。厳しかった学校生活に反発する生徒も多かったが、今思えば懐かしい思い出ばかりです」と振り返る。

1教科65分間授業 三上邦子さん(二年・水泳部)

 木々に囲まれた環境の中、一教科六十五分間授業でじっくり学習できる。部活動が盛んで、やる気に満ちている。それが袋井高校です。私は今年、水泳競技の東海大会に出場でき、本当にうれしかったです。来年はそれ以上に努力して、良い成績を残したいと思います。(磐田市新出)

(文中敬称略)

 

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