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袋井高校30周年 愛野の丘に

学校の歩み 地域念願の普通科高校

袋井市民体育館で開かれた第1回入学式

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 七〇年代前半、袋井市の高校進学率は、県平均91%に対し87%と低く、市内の高校は県立袋井商業高一校のみだった。普通科教育を希望する市内の生徒は、やむなく磐田市や森町さらには学区外の掛川市の高校に進学するしかなかった。

 地域住民から「地元に普通科高校を」の声が高まっていた七三年、地元選出県議だった鈴木一則さん(81)が中心となり普通科高校設置促進期成同盟会を結成した。新設高誘致の立地環境を現在地に整え、県立高校増設を計画していた県教委に計五回の陳情を行った。七五年五月、浜北市との激しい誘致合戦の末、同計画一校目となる新設高校の設置が決まった。

 開校当初から現在も後援会長を務める鈴木さんは「普通科高校の設置は、地域の念願だった。地域全体が学校の応援団として、ずっと見守り続けています」とエールを送る。

 第一回入学式は、市民体育館で開かれた。開校時は校舎もグラウンドも建設中で、初代校長の河合九平さん(76)は「本当に何もない所からのスタートだった」と振り返る。

 式に臨んだ一期生は二百三十人(男子百八十八人、女子四十二人)。生徒たちを前に河合さんは「志を立つ強靱(きょうじん)な人間の育成」を基本理念に掲げ「創業の苦しみを、歴史を創(つく)る喜びに立派に開花させる勇気を持ってもらいたい」と力強く呼び掛けた。

 開校後しばらくの間、授業は隣接する袋井南中学校の教室を間借りして行われた。二学期には待望の校舎が現在地に完成したが、グラウンドや周辺環境は未整備のまま。生徒たちは毎日の放課後、グラウンド整備などに汗を流し、手作りの学校が歩みを始めた。

何事にも一生懸命 片田詩織さん(二年・クラシックギター部)

 私たち袋高生は、勉強、部活動はもちろんのこと、年間の学校行事にも精いっぱい取り組んでいます。なかでも文化祭や体育大会、球技大会ではクラス一丸となって頑張ります。何事にも一生懸命になれる、こんな学校を誇りに思っています。(袋井市村松)

(文中敬称略)

 

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