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名古屋、ひったくり警報 自転車標的、昨年12月から57件

 昨年12月以降、名古屋市内でひったくりが続発している。愛知県警によると、21日夕までに少なくとも57件の被害(未遂含む)があった。従来多かった歩行者よりも、女性が乗る自転車の前かごの荷物が狙われるケースがほとんどだ。県警は「前かごに防犯ネットの取り付け徹底を」と注意を促す。

 「右側から突然オートバイが出てきて、前かごのバッグが宙に浮いたと思ったら、ひったくりだった。何が起きたか分からなかった」。21日未明、被害に遭った中区の女性会社員(37)は、県警の調べにこう語ったという。

 女性は同日午前1時15分ごろ、自転車で帰宅途中、中区橘2で信号待ちをしていると、オートバイの男に1万3千円入りのトートバッグを奪われた。直前にも千種区と中村区で自転車の女性が狙われる被害が2件相次いだ。

 県警によると、市内の被害は昨年、11月まで毎月10件前後で推移したが、12月に29件と急増。今月も少なくとも28件に上り、一晩に3〜5件起きるなど同一犯とみられる連続被害が目立つ。28件の内訳は21件が自転車の女性、6件が歩行者の女性、1件が自転車の男性。フルフェースのヘルメットをかぶった男が夜間単独で、オートバイで自転車の女性に近づき前かごの荷物を奪う手口がほとんどだ。

 県警幹部は「手に持った荷物を奪おうとすると、被害者に抵抗される恐れがあるが、前かごだと容易に取りやすいためではないか」と分析する。女性は財布などを身に着けず、かばんに入れることが多いのも狙われやすい理由とみられる。

 小回りが利くオートバイの犯人を捕まえるのは難しいとされるが、県警は警戒を強めている。夜道を歩く場合は車道側にバッグを持たず、注意散漫になる「ながらスマホ」や、イヤホンで音楽を聴きながら行動しないよう呼び掛けている。

(中日新聞)

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