トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

社会

四日市で自動運転バス実証実験へ 近鉄・JR駅間

 三重県四日市市などが、自動運転バス実用化に向けた実証実験に乗り出すことが分かった。実験は、1・2キロ離れた近鉄四日市駅(四日市市安島1)と、JR四日市駅(同市本町)の両駅間を結ぶ「中央通り」が有力。同市では長年、駅のある中心市街地でにぎわいが分散していることがまちづくりの懸案となっており、自動運転バスの実現で回遊性を生み出す狙いがある。

 市や四日市商工会議所、三重交通、三岐鉄道や大学などが促進協議会を設け、2019年度内の実験開始を目指す。群馬大が開発した約40人乗りのバスを使い、運転席に運転手はいるが、自動で加減速やハンドル操作する。乗客も乗せる。

 将来的には、この区間で自動運転バスを導入し、区間外への拡大も構想する。

 近鉄四日市駅は現在のJR四日市駅に併設していたが、1956年に近鉄が急カーブ解消のため路線変更し、現在の位置に移った。近鉄駅には近鉄百貨店があり、市内随一の商店街が広がる一方、JR駅周辺は閑散としており、両駅をつなぐルートづくりが課題の一つとなっている。

 2月には近鉄駅近くに東京大と三重大、県のサテライト拠点ができ、関東方面などから訪れる学生の利用増が見込まれる。27年のリニア中央新幹線開業による利用者の呼び込みを視野に、自動運転バスを売りにして、JR駅周辺の民間投資を促したい意図もある。JR駅から1キロ東には四日市港発祥の地と言われる旧港があり、観光面での活用も描く。

 市都市整備部の担当者は「劇的に動線を変えるチャンス。将来的には数分ごとに自動運転車を動かし、歩くように両駅間を往来できるようにしたい」。商工会議所の種橋潤治会頭は「完全実用化を急ぎ、近鉄とJRの間で自動運転を導入し、そこから郊外などへ広げていければ」と見据える。

(中日新聞)

写真

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索