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大腸がん患者の肺がん見落とす 愛知県がんセンター

 愛知県がんセンター愛知病院(岡崎市)は11日、大腸がんの治療を受けていた患者の男性主治医(62)が、コンピューター断層撮影(CT)の画像診断報告書で指摘された肺がんを見落とし、治療が遅れるミスがあったと発表した。病院は9月、男性患者にミスを説明し謝罪した。

 病院によると、患者は60代の男性で、2015年5月に内視鏡手術で大腸がんを切除。半年後のCT検査の報告書で、放射線科医が右肺に異常があるとして経過観察を求めたが、主治医はカルテに「異常なし」と記載した。

 男性に再び大腸ポリープが見つかり、経過観察で実施した17年7月のCT検査の報告書で、肺の異常が大きくなっているとして、がんの疑いを指摘されたが、主治医は記載を見落とし、呼吸器の専門医に伝えるなどの対応を取らなかった。男性は今年4月にせきやたんの症状で同病院の呼吸器内科を受診し、肺がんと診断されたが、周辺に転移し、既に手術が困難な状態だった。

 斎藤博病院長は11日、愛知県庁で会見し、17年7月の段階なら手術が可能だったとして謝罪。電子カルテ上に画像診断報告書の確認ボタンを設け、見落としがないよう徹底するなどの再発防止策を公表した。

(中日新聞)

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