トップ > 社会 > 話題のニュース一覧 > 記事

ここから本文

話題のニュース

ボードゲーム、東海でもブーム 「カフェ」や販売店増加

 「eスポーツ」が注目を集めるなど、コンピューターゲーム全盛の時代だが、電気を使わないゲーム「ボードゲーム」も人気を集めている。東海3県にも友人同士で遊ぶゲームカフェ、ゲームを販売する専門店などが30店ほどある。社会性が身に付く幼児向けゲームの専門店も。会員制交流サイト(SNS)を通じてその面白さが再確認されているようだ。

 「そのカードもらい!」「あ、やられたっ」。名古屋市中区大須のボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」では、平日昼にもかかわらず若者グループが3組、ゲームに熱中していた。

 会社員沢田英鉉(えいげん)さん(30)=愛知県豊川市=ら3人が遊んでいたのは、服やバイク、野菜などさまざまな絵のカードを早い者勝ちで取っていく「デジャブ」という作品。「みんなで顔を合わせて盛り上がれるのが、デジタルのゲームにない魅力です」と沢田さん。

 ボードゲームは、電気が必要な機器なしで遊ぶゲームの総称。形式やルールはゲームごとに異なり、すごろくのようにゴールを目指したり、将棋のように相手のコマを取ったり。トランプのようにカードだけで遊ぶものもある。

 専門に取り扱う販売店や家電量販店で入手できるが、カフェでは滞在時間に応じた料金を払えば、店にあるゲームを自由にプレーできる。店によっては、同じ店にいる知らない人同士で遊ぶこともできる。

 「JELLY〜」は6月下旬にオープンしたばかりだが、鈴木貴博店長(29)は「口コミで来店者は増え、満席も珍しくない」。大須では同じ6月に別のカフェ「ボードボード」が開店し、田口譲司店長(43)は「常連も多く、イベント時はにぎわう」という。

 ボードゲーム専用の情報サイトには、カフェや販売店が愛知で22軒、岐阜で2軒、三重には8軒、登録され、一般化しつつある。

 1999年から営業する名古屋市北区の販売店「バネスト」を経営する中野将之さん(45)は「オープン当時、ボードゲームを扱う店やカフェはこんなにはなかった」と振り返る。

 ボードゲーム流行には、SNSが大きく影響していると中野さんは話す。「それほどお金がかからず、ルールも難しすぎないというボードゲームの良さを新しく『発見』した人が、SNSで共有して広まっている」

 幼児向けゲームも充実している。愛知県刈谷市の専門店「カルテット」は、10歳までの子ども向けゲームを中心に取り扱う。オーナーの藤田篤さん(52)は「子どもは保護者や友達と遊びながら、ルールを守ることの大切さや規範意識、対人コミュニケーションなどを身に付けられる」と話す。

 藤田さんは良質なゲームを広めようと2014年、一般社団法人「日本知育玩具協会」を立ち上げた。「デジタルのゲーム以外に、種類が豊富で楽しいボードゲームがあることを多くの人に知ってほしい」と語った。

(中日新聞)

ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」で遊ぶ沢田英鉉さん(中)ら=名古屋市中区大須で

ボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」で遊ぶ沢田英鉉さん(中)ら=名古屋市中区大須で

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索