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一部の患者に熱中症の痕跡 5人死亡の岐阜の病院

 岐阜市一番町の「Y&M藤掛第一病院」で80代の入院患者5人が死亡した問題で、岐阜県警による司法解剖の結果、一部の患者に熱中症になっていたことをうかがわせる痕跡があったことが、捜査関係者への取材で分かった。直接の死因は何らかの病死の可能性が高く、県警はさらに病理検査を行い、熱中症と断定できるかや死因との関連を調べる。

 病院では8月20日に本館3、4階のエアコンが故障。26〜27日に両階の別々の部屋にいた男女4人が死亡し、28日にはエアコンの効く部屋に移動した男性が死亡した。

 県警は業務上過失致死容疑を視野に捜査。今後、血液や細胞組織などを検査するとともに、カルテや当時の病室の環境などと合わせ、死亡の経緯を調べる。

 一方、病院が31日午前の時点で、本来は病室でないリハビリ室に簡易ベッドを置いて患者11人を収容していたことも判明。定員を上回った病室もあり、医療法違反の恐れがあるとして、市保健所は改善を指導した。

 病院側は「エアコン修理が完了するまでの緊急避難的な措置」と主張したが、保健所は「リハビリ室は間仕切りなどがなく、環境が良くない」などと指摘。31日夜までに患者5人が他の医療機関に転院した。

 また、県はエアコンの定期点検が適切だったかを確認するため、フロン排出抑制法に基づき、病院に立ち入り検査をした。

(中日新聞)

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