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「安保法は違憲」と提訴 ノーベル賞・益川さんら

 集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法は憲法に違反しており、憲法が保障する平和的生存権などを侵害されたとして、東海3県などの30〜80代の143人が2日、各10万円の賠償を国に求めて名古屋地裁に提訴した。名古屋市出身で2008年にノーベル物理学賞を受けた益川敏英・名古屋大特別教授(78)も原告に加わっている。

 訴状では、安保関連法に関して「日本が他国とともに世界中で武力行使することを可能にした」として、戦争放棄を定めた憲法9条に違反すると主張。安保関連法により、他国やテロ組織から攻撃される恐れがあり、恐怖や不安で精神的苦痛を受けていると訴えた。

 益川さんは訴状で「科学者の端くれとして、自分の研究を戦争に利用されたくないし、戦争に加担したくもない」とつづっている。

 同様の訴訟は既に、他の20都道府県の21地裁に起こされている。原告団の一部は提訴後に名古屋市中区で記者会見し、共同代表で元裁判官の下沢悦夫さん(76)=同市北区=は「デモ行為とは違い、裁判になれば国側も応答せざるを得ない。全国的な運動にすることに価値があり、後輩の裁判官にも勇気を振り絞って正義を実現してほしい」と話した。

 内閣官房国家安全保障局は「平和安全法制は憲法に合致したもの。国民の命と平和な暮らしを守るために必要不可欠だと考えている」とコメントした。

(中日新聞)

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