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御嶽噴火「岩が直撃して動けない」 「区切りに」肉声の開示受け弟

 2014年9月の御嶽山噴火で行方不明になっている愛知県碧南市の大図和彦さん=当時(49)=の弟純司さん(50)が12日、同市役所で会見し、和彦さんが噴火当日に救助を求めて119番した際の音声記録の一部を明らかにした。

 音声記録はCDに録音されており、長野県の木曽広域連合から開示され、今月8日に自宅に郵送で届いた。噴火発生から4時間40分ほど過ぎた午後4時半から数分間の通話が録音されている。「大図和彦です」と落ち着いた声で名乗り「(噴石の)岩が頭と腰を直撃して動けない」と被害を伝え、早く救助に来るよう求めていた。

 開示後、純司さんは家族ら3人と一緒に聞いた。和彦さんの聞き慣れた肉声が居間に響き、母が涙を流したという。純司さんは会見で「何とかして助けてほしい、どんなことをしても生きたいという切実な思いが伝わってきた」と声を絞り出し、無念さをにじませた。

 CDは仏壇に供えるつもりだ。「死を受け止めていかなければいけないのがつらいが、最後の声が聞けただけ良かった。区切りをつけて新たな生活を送っていきたい」と語った。

(中日新聞)

御嶽山噴火で行方不明になっている大図和彦さんの音声記録が開示され、記者会見する弟の純司さん=12日午後、愛知県碧南市役所で

御嶽山噴火で行方不明になっている大図和彦さんの音声記録が開示され、記者会見する弟の純司さん=12日午後、愛知県碧南市役所で

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