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名古屋市大に向陽高推薦枠を新設へ 来春入試から

 名古屋市立大(本部・瑞穂区)は来春の総合生命理学部の入試から、市立向陽高校(昭和区)国際科学科の在校生に限定した同大初の指定校推薦枠を新設する方針を固めた。関東、関西への優秀な若者の流出を防ぎ、地元で研究者を養成するため、同じ名古屋市立の大学と高校が連携していく。

 同学部の定員は40人。関係者によると、初年度の推薦枠は1人にとどまるが、今後、他の市立高校への拡充も模索していく。夏休みに大学で開かれる、生物や化学の研究体験などへの参加が受験条件で、成績優秀者を向陽高が推薦する。

 総合生命理学部は、東海3県の国公立大で名古屋大に次いで2例目の理学部として、4月に誕生した。一方、向陽高はノーベル物理学賞を受賞した京都大名誉教授、益川敏英さん(78)を輩出するなど市内有数の進学校で、理数教育に重点を置いた文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール」に指定されている。少子化で大学間競争が激しくなる中、優秀な人材を確保するため両者で協議を進めてきた。高校にとっても進路先を安定的に確保できるメリットがある。

 市教委によると、昨年3月に市立高校普通科を卒業した生徒の7割が、4年制大学へ進学している。ただ、成績の良い生徒は関東、関西の有名大学に進む傾向が強く、地元への定着が課題だった。

 同様の制度では、横浜市立大国際総合科学部理学系が2012年度から、同じ市立の横浜サイエンスフロンティア高校の生徒を対象に、10人程度の指定校推薦枠を設けている。

(中日新聞)

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