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患者同意なく研究、他の医師5人でも 愛知県がんセンター

 愛知県がんセンター愛知病院(同県岡崎市)で2016年、消化器内科部長の男性医師(63)が、患者の同意なしに生体検査のデータを研究利用していたことが発覚した問題で、病院は6日、他の医師5人の研究でも同様の例が見つかったとする調査報告書を公表した。対象の患者は、1999年以降に同院を受診した延べ696人分に上る。

 男性医師は、ピロリ菌感染と胃がんの関連性を調べる研究4件で、過去の内視鏡検査などで得た471人分のデータを利用。国の倫理指針に定められた患者の同意を得る手続きを怠っていた。医師は調査に「認識不足だった」と話し、病院は6日付で口頭厳重注意処分とするとともに、学術誌に掲載された研究論文の撤回手続きをさせた。

 問題発覚後の調査で、消化器内科と乳腺科、整形外科のいずれも男性医師5人(うち1人は退職)も、計225人分の患者のデータを同意を得ないまま利用していたことが判明。必要のない生検などで患者に影響を与えたわけではないことなどから処分はせず、口頭で指導した。

 斎藤博院長は「患者をはじめ県民の皆さまに深くおわびする。職員への教育、研修を通じ、倫理指針の順守の徹底に努める」と謝罪した。

(中日新聞)

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