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名大病院に賠償命令 名古屋地裁判決、薬副作用判断ミス

 名古屋大病院(名古屋市昭和区)の医師が薬の副作用の検査結果を見誤り、投薬を続けたため骨が弱くなる「骨軟化症」になったとして、名古屋市西区の男性(85)と妻子が名古屋大に1億円余の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日あり、名古屋地裁は約3800万円の支払いを名大に命じた。

 判決によると、名大病院は2005年4月、B型肝硬変にかかった男性に抗ウイルス剤の投薬を始め、06年の検査で胆道や肝臓、骨などの疾患と関連する酵素の数値が正常ではなかった。病院側は08年と09年に詳しい検査を行ったが、担当医師は異常値が肝障害に起因すると判断。男性は11年12月に名大病院に入院し、薬の副作用による骨軟化症と診断された。市から15年6月、要介護2の認定を受け、歩行が困難で着替えも介助が必要な状態という。

 末吉幹和裁判長は判決理由で、08、09年の検査結果について、医師が「誤った解釈をした」と指摘。誤った投薬による副作用で骨軟化症を発症したと認定した上で、後遺症に関する慰謝料や介護費などの支払いを命じた。

 名大も医師の判断の誤りを認めていたが、賠償額について男性側と争いがあった。名大病院総務課は「判決内容を精査し、対応を検討する」とのコメントを出した。

(中日新聞)

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