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がん発見遅れ慰謝料500万円 西知多総合病院

 愛知県東海市の公立西知多総合病院は31日、放射線科のコンピューター断層撮影(CT)で「S状結腸がんの疑い」と診断された70代男性患者の主治医が、CTの診断報告書を読んでおらず、がんの発見が7カ月遅れたと発表した。病院は慰謝料として500万円を男性に支払う。

 病院によると、男性は2016年12月下旬、腹痛を訴えて救急診療センターを受診。約1週間の入院中、放射線科医がCT画像からS状結腸がんの疑いを指摘した診断報告書を作り、電子カルテに載せた。併せて印字して最初の受診先の救急に回した。だが、外科の主治医は診断報告書を読まず、紙の報告書も伝達ミスにより届かず、がんの診療は始まらなかった。

 男性は17年7月下旬に再び腹痛により受診し、S状結腸がんの進行による大腸閉塞で手術を受けた。病院側は、診断報告書が見落とされていたことを把握したが、男性が退院する8月下旬になって初めて男性側に説明した。

 男性は今年2月に希望して転院。診断報告書の見落としや、説明が遅かったことに不満を訴え、病院に損害賠償を求めていた。

 浅野昌彦院長は「このような事故が起き、誠に申し訳なく深くおわびします。再発防止に努めます」とコメントを出した。

(中日新聞)

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