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点滴外れ死亡、遺族が県立多治見病院を提訴 賠償に隔たり

 岐阜県立多治見病院(同県多治見市)で昨年4月、点滴のチューブが外れたため入院患者の70代女性が死亡した事故で、同県内に住む女性の息子が病院を相手取り、約3800万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こした。提訴は4月18日付。

 訴状によると、病院側は事故の過失を認めているが、示談交渉で「賠償で支払えるのは100万円まで」と主張。遺族側の考えと大きな隔たりがあったため、提訴に踏み切った。

 事故は昨年4月11日に起きた。午後6時20分ごろに看護師が点滴を投与。その後、チューブが接続部分から外れ、同45分ごろから異変を知らせるアラームが鳴ったが誰もすぐに対応せず、同8時ごろに看護師が病室を訪れると、チューブから血液が流れ出て女性が失血死していた。

 病院は事故原因を調査。接続部分に使ったチューブが適切ではなく、アラーム対応の責任者を決めていなかったなどとする報告書を今年2月にまとめた。病院担当者は「事故の責任を感じている」とした上で「100万円は、女性の病状や過去の判例を参考に、交渉の出発点として提示した。訴訟に至ったのは残念」と話した。

(中日新聞)

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