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岐南町長、名刺に「ギフト券」 下呂大使、公選法抵触か

 岐阜県岐南町の松原秀安町長が同県下呂市の「ふるさと観光大使」として配っている名刺に、同市内でギフトカード1000円分に交換できるサービスが付いていることが分かった。寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。県選管の担当者は「グレー(灰色)だ」と話している。松原氏は取材に「今後は配布を控えたい」と話した。

 岐南町は、下呂市に合併する前の旧小坂町と1996年に友好提携を結んだ。この経緯から松原氏は今年2月、下呂市の観光大使に就任。市は名刺200枚を作り、松原氏に贈った。

 名刺には「町長」とは記載されておらず、連絡先は下呂市総合観光案内所となっている。ギフトカード交換には、市内の宿泊施設に泊まることが条件。施設でスタンプを押してもらえば、観光案内所で土産店などで使える1000円分のギフトカードと交換できる。

 岐南町は役場と福祉施設の2カ所で、この名刺を町民に配布するとして、町の広報誌でPRした。地元の有権者が既に受け取った可能性がある。

 松原氏は「下呂市に協力できればと思った。自分は通常の名刺交換では配っていないが、1人に手渡した記憶がある。公選法については、県選管に確認し、問題ないと思っていた」と説明した。これに対し、県選管の担当者は「町から『クーポン券を配っていいか』という問い合わせはあったが、町長名の名刺の裏にあるとは聞いていなかった」と話している。

 下呂市によると、観光大使には市出身者やゆかりのある音楽家ら97人に委嘱。同様の名刺を贈っている。政治家で就任しているのは松原氏のみという。

 (水越直哉)

ギフトカードに交換できることが記載された松原氏の名刺

ギフトカードに交換できることが記載された松原氏の名刺

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