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「報告の書き直し何度も」 射殺容疑の巡査、不満漏らす

 滋賀県彦根市の河瀬駅前交番で勤務中の井本光(あきら)巡査部長(41)が射殺された事件で、殺人容疑で逮捕された巡査の男(19)が事件前、周囲に「(教育係の井本巡査部長から)報告メモの書き直しを何度も命じられる」と不満を漏らしていたことが、捜査関係者への取材で分かった。県警は、鬱積(うっせき)した不満が殺害に結び付いた可能性もあるとみて、動機を調べている。

 報告メモは「注意報告書」と呼ばれ、住民からの情報提供などを同僚と共有するために作成する。これを基に署幹部に報告することもあり、上司が若手警察官に書き直しを求めることは少なくない。

 捜査関係者によると、巡査は井本巡査部長の指導に「がみがみ言われて腹が立った」と話す半面、「きちんと指導してくれた」と供述。メモの書き直しについての不満は、若手の同僚らに打ち明けていたという。

 県警によると、井本巡査部長が事前に作っていた勤務計画では、事件当日の11日夜は2人で地域を巡回するはずだった。県警は、2人が巡回せずに交番に残っていた経緯も調べている。

 交番の防犯カメラには、同日午後7時45分ごろ、いすに座って仕事をしていた巡査部長が突然、机に倒れ、直後に巡査が交番の外に出る様子が写っていた。至近距離で背後から2発撃たれたという。

 14日には、井本巡査部長の通夜が彦根市の斎場で営まれ、鎌田徹郎県警本部長らが参列した。参列者によると、井本巡査部長の妻が喪主を務め、最後に「私にとっては良い主人で、子どもにとっては良いパパだった。無念。悔しい」と涙を流しながらあいさつしたという。

(中日新聞)

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