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建設反対運動の男性無罪 名古屋地裁、暴行「証言に疑い」

 マンション建設の反対運動時に現場監督の50代男性を突き飛ばしたとして、暴行罪に問われた名古屋市瑞穂区、反対運動の代表者で薬剤師の奥田恭正(やすまさ)被告(61)の判決公判が13日あり、名古屋地裁は「男性の(被害)証言を信用するには合理的な疑いがある」として無罪(求刑罰金15万円)を言い渡した。

 小川貴紀裁判官は判決理由で、現場から車道に出るダンプカー前を奥田さんが横切ろうとしたため、男性が制止したと指摘。両腕を組んだ奥田さんと男性は接触し、よろめいた男性がダンプカー側面に当たったと認定した。

 男性は「奥田さんに両手で胸を突かれた」と供述したが、小川裁判官は「証言には暴行の態様などで曖昧な内容が含まれ、何らかの衝撃を誤認した可能性がある」と指摘。現場を写していた防犯カメラ映像についても「被告が組んだ両腕をほどいた様子は認められない」とした。

 奥田さんは2016年10月7日、瑞穂区白竜町のマンション工事現場前の歩道で男性を突き飛ばし、徐行中のダンプカーに背中を接触させたとして暴行容疑で逮捕され、同罪で起訴された。裁判で検察側は「邪魔する意図でダンプカーに近づき、制止しようとした現場監督に腹を立て犯行に及んだ」と主張。弁護側は防犯カメラ映像の鑑定結果から無罪を訴えていた。

 名古屋地検の新田智昭次席検事は「判決内容を検討し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」とのコメントを出した。

(中日新聞)

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