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22年前に夫殺害容疑、78歳妻逮捕 豊川の自宅押し入れに遺体

 愛知県豊川市の自宅で1996年、同居の夫を殺害したとして、県警捜査1課と豊川署は31日、殺人の疑いで、同市、妻で無職小池浅江容疑者(78)を逮捕した。小池容疑者は遺体を押し入れの中に隠し、殺害後も同じ場所で生活を続けていた。「夫に対する不満があった」と供述しており、県警は動機などを調べる。同日、豊川署に捜査本部を設置した。

 逮捕容疑は、96年3月20日ごろ、豊川市牛久保駅通5の当時の自宅で、夫の尭さん=当時(59)=の頭を包丁で刺すなどして殺害したとされる。「間違いありません」と容疑を認めている。

 小池容疑者は昨年1月22日未明、豊川署に「家の中に夫の遺体がある」と通報。駆けつけた署員が、平屋の和室の押し入れにある衣装ケースの中で、白骨化した遺体を発見した。司法解剖の結果、頭部に十数カ所の刺された痕があり、出血性ショックによる他殺と分かった。

 事件当時、小池容疑者は尭さんと2人暮らし。尭さんは勤務先を退職しており、捜索願や死亡届は出されていなかった。小池容疑者の通報で事件が発覚したため、罪が軽減される自首が成立する見通し。自首した理由は不明。

 県警は、認知能力も含めて健康状態に問題はないとみている。22年前の事件で物証などに乏しく、供述の裏付け捜査などを慎重に進めた結果、自首から1年後の逮捕となった。

 夫婦には2人の息子がおり、小池容疑者は遺体発見時、長男と2人で住んでいた。県警は、息子らも自宅に遺体があることを知っていた可能性があるとみているが、仮に犯人隠避や死体遺棄の罪に当たる場合でも、公訴時効が既に成立しているとみられる。小池容疑者は自首後、豊川市内の別の場所に転居した。

 殺人罪の時効は、事件当時は15年だったが、2010年の刑事訴訟法改正で撤廃された。

 現場は、市役所や豊川署などがある市中心地から約1キロ南の住宅街。

(中日新聞)

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