トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

社会

マタハラでうつ、退職扱い「違法」 岐阜地裁、賠償など認定

 産休や育休の取得を巡り職場でマタニティーハラスメントを受け、うつ病を発症して休職中に退職扱いにされたとして、岐阜県本巣市の女性が、勤務先の歯科医院や上司に損害賠償と従業員としての地位確認を求めた訴訟で、岐阜地裁の鈴木基之裁判長は、うつ病は上司らの発言などによる精神的負荷が原因と認め、歯科医院側に計約500万円の支払いを命じた。地位も認めた。26日付。

 判決によると、女性は岐阜市の歯科医院「コメット歯科クリニック」に歯科技工士として勤務。2013年末から約1年間、産休と育休を取得して15年1月に復職したが、育休期間の一部を無断欠勤として扱われたり、復職後に手当の一部カットなどを提示されたりした。

 また、復職から間もなくして再び妊娠し、産休と育休の取得を申し入れたが、上司に「また産休やるの」「自分の都合ばかりでこちらの不利益は考えないのか」などと言われた。他の従業員の前で暗に非難されたり、仕事を与えられなかったりしたことで、うつ病を発症。半年間の休職後、同医院の就業規則が定めた休職期間を満了したとして、退職扱いとなった。

 判決は、うつ病発症は「業務に起因し、療養中の退職扱いは違法で無効」と判断した。

 同医院は「マタハラなどの事実はない。判決文の内容を確認し、控訴したい」と話した。

(中日新聞)

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索