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貴乃花親方の理事解任決議 相撲協会、1月に正式決定

 大相撲の元横綱日馬富士関(33)による暴行事件で、日本相撲協会は28日午前、東京都墨田区の両国国技館で約1時間、臨時理事会を開いた。協会の巡業部長でありながら秋巡業中の出来事の報告義務を怠った貴乃花親方(45)=元横綱、本名花田光司、東京都出身=の理事解任を決議した。2階級降格で役員待遇となる。記者会見した八角理事長(元横綱北勝海)が明らかにした。午後の評議員会で一連の暴行事件について協議した上で、来年1月4日の臨時評議員会に諮り、正式決定する見通し。鳥取地検は28日にも傷害罪で元横綱を略式起訴する方針。手続き上は鳥取区検が略式起訴し、鳥取簡裁が略式命令を出して罰金刑になるとみられる。

 暴行の責任を取り、11月の九州場所後に現役引退した元横綱の刑事処分に加え、協会による貴乃花親方の処分の検討が最終段階に入ったことで、11月半ばに発覚した今回の事件の捜査・調査は大詰めを迎えた。

 捜査関係者によると、元横綱は秋巡業中の10月25日夜から26日未明にかけ、鳥取市内のラウンジの個室で、酒を飲んだ上、素手やカラオケのリモコンで貴ノ岩関を殴打し、頭部に10日程度の裂傷などを負わせた疑い。

 被害者の十両貴ノ岩関(27)の師匠でもある同親方は、協会危機管理委員会(高野利雄委員長=元名古屋高検検事長)の調査協力を何度も拒否した。関係者によると、理事解任(降格)のほか、協会事業への参加を禁じる業務停止や減給など複数の案を検討。記者会見した高野委員長は、貴乃花親方が報告義務を怠ったことについて「被害者側の立場にあることを勘案しても責任も重い」と話した。

 協会の懲戒は7段階に分かれ、軽い順からけん責、報酬減額、出場停止、業務停止、降格、引退勧告、解雇がある。

 協会は今月20日の臨時理事会で、危機管理委の聴取が済んでいないとして、貴乃花親方の処分を先送りした。親方は25日に聴取に応じた。

 20日の理事会では、現場の酒席に同席した白鵬関、鶴竜関の両横綱が暴行を止められなかったとして減給処分とした。元日馬富士関の師匠だった伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は理事を辞任し、2階級降格で役員待遇委員になることなどが決まった。

(共同)

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