トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

社会

相乗りタクシー、AI配車 つばめグループ、名古屋で2月実験

 名古屋市を中心にタクシー事業を展開するつばめグループは来年2月、相乗りタクシーの実証実験を同市東部の6区内で実施する。事前に登録したモニターの約1000人が対象。相乗りが成立すれば、1人で乗る場合よりも遠回りになるが、相乗り区間は料金が折半となり、全体では最短距離を走った場合と比べて最大で4割ほど安くなるという。

 割安な料金で気軽にタクシーを利用してもらい、客層を広げるのが狙い。相乗りタクシーの実証実験は、東京以外では初となる。

 人工知能(AI)によるタクシーの配車サービスなどを手掛ける大学発ベンチャー「未来シェア」(北海道函館市)がシステムを開発する。実施するエリアは名古屋市東、千種、昭和、瑞穂、名東、天白の各区内。中部運輸局に運行許可を申請しており、2月19日から2週間、午前8時半から午後4時半まで、30台の相乗りタクシーが対象エリア内を運行する計画だ。

 利用者がスマートフォンや電話でタクシーを予約すると、未来シェアのAIが相乗りが成立するかや、どんな走行ルートが最適かを判定する。利用者には乗車前に相乗りした場合と、しなかった場合の運賃が伝えられる。初乗り料金は通常運賃と変わらず、目的地に向けて走っている途中で、相乗りが成立する場合もある。

 道路運送法では、タクシーの相乗りは原則禁止されている。一方で海外では自家用車を使って乗客を有料で運ぶ米国の「ウーバー」などの「ライドシェア」が広まっており、政府や業界では、既存のタクシーの利便性を高める規制緩和を検討している。国土交通省は1月から、全国初の相乗りの実証実験を都内で行う。

 グループ中核のつばめ自動車の天野清美社長は「腎臓病の透析患者など、日ごろからタクシーの利用が多い人たちにとって、安い料金で乗車できる相乗りの仕組みは、大きな意義がある」と話す。

 同社は1月5日から31日まで、週2回以上タクシーを利用する可能性のある6区の住民を対象に実証実験の参加者を募集する。問い合わせは平日の午前9時から午後5時まで、つばめ交通協同組合=電052(201)8033=へ。

写真

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索