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豊橋の教諭、2年前も児童転ばせ骨折 

 愛知県豊橋市立岩西小学校(同市西口町)で、40代の男性教諭が担任を務める2年生の児童5人に対し、頭をつかんで黒板にたたき付けるなどの体罰をしていた問題で、この教諭は2年前にも同じ小学校の男子児童を転倒させ、左手を骨折させていたことが分かった。豊橋市教委は当時、体罰とは判断せず、愛知県教委に報告していなかった。

 学校や市教委によると、教諭は岩西小に赴任して3年目の2015年10月中旬、委員会活動中の5年生の男子児童が活動と関係のないことをしていたため、廊下に連れ出して肩をたたいた。児童は弾みで転倒し、床で手をついた際に左手を骨折した。

 市教委の担当者は本紙の取材に「保護者に事実関係を説明し、理解が得られたため、体罰事案とは判断しなかった」と、当時の経緯を説明。県教委には報告せず、処分もしていなかった。この教諭は市内の別の小学校に勤務していた12年、児童の手の甲をペンでつつく体罰をして、県教委から戒告処分を受けていた。

 市教委の山西正泰教育長は9日、市役所で会見し、2年生の児童5人に対する今回の体罰について「児童や保護者はもとより、市民の皆さまの教育に対する信頼を裏切ることになり、大変申し訳ありません」と謝罪した。

 会見に同席した市教委の木下智弘学校教育課長は、今年4月に保護者から教諭の暴言に関する指摘を受けたことをきっかけに、他の教諭を授業に立ち会わせてきたことなどを説明。「(トラブル防止への)これまでの対応は適切だった」と強調した。市教委は9日に校長会を開き、再発防止策として教職員の暴言、体罰の根絶を口頭で呼び掛けた。

 一方、岩西小は同日、全校集会で児童に経緯を説明し、10日には保護者説明会を開く。鈴木宏道校長は取材に「教職員が抱えるトラブルを報告し合える雰囲気づくりが足りず、このような事態を招いてしまった。校長として心の痛みを感じている」と謝罪した。

(中日新聞)

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