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御嶽噴火3年、刻む教訓 王滝村で慰霊碑除幕

 死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(3、067メートル、長野、岐阜県境)の噴火から3年になる27日、麓の長野県王滝村の松原スポーツ公園に慰霊碑が建立され、除幕式が開かれた。村と同県木曽町主催の追悼式もあり、噴火時刻の午前11時52分に合わせて遺族らが黙とうした。

 慰霊碑は高さ約3・5メートルで、御嶽山麓の安山岩で造られた。中央に刻まれた「鎮魂」の文字は、清水寺の森清範貫主が揮毫。犠牲者の氏名を刻む芳名碑、噴火災害の教訓を伝える銘文碑が両脇に設置された。

 遺族らから建立を求める要望を受け、木曽町と王滝村などが昨年から準備を進めてきた。設置費用には一般からの寄付金も充てた。

 式では、遺族や地元関係者ら約200人が見守る中、遺族代表で長野県南箕輪村の高木啓光さん=当時(37)=を亡くした父の能成さん(69)や森貫主ら6人が除幕した。

 追悼式では、次男の荒井真友さん=当時(41)=を亡くした父の寿雄さん(75)=長野県東御市=が「遺族は生きている限り、慰霊碑を心のよりどころとして足を運び、冥福を祈りたい。早く5人の行方不明者が家族の元に戻ってほしい」と述べた。両町村内の防災無線を鳴らして犠牲者の冥福を祈った。

 御嶽山は2014年9月27日に噴火。5人が行方不明のまま、県警などの捜索は15年に打ち切られた。火山活動は静穏化し、噴火警戒レベルが最も低い「1」(活火山であることに留意)に引き下げられたが、火口から半径1キロの立ち入り規制は続いている。

(中日新聞)

御嶽山噴火から3年。犠牲者を悼むため建てられ、除幕された慰霊碑=27日午前、長野県王滝村の松原スポーツ公園で(小嶋明彦撮影)

御嶽山噴火から3年。犠牲者を悼むため建てられ、除幕された慰霊碑=27日午前、長野県王滝村の松原スポーツ公園で(小嶋明彦撮影)

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