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北朝鮮、潜水艦完成間近か 新型ミサイル発射管複数

 【北京=城内康伸】北朝鮮が、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射管2〜3基を備えた、長時間潜行可能な新型の潜水艦開発を進め、建造は8割に達しているとの情報がある、と北朝鮮関係者が明らかにした。北朝鮮の国防部門関係者の情報で、発射したことのない新型のSLBM「北極星3」を搭載する可能性があるという。

 建造が完了すれば、発射の兆候を探知するのが難しいSLBMの実戦配備に向けた動きが本格化し、核の脅威が一段と高まるのは確実だ。

 北朝鮮が現在保有するSLBM搭載潜水艦は発射管が1基だけで、浅い所に数日間しかいられない新浦(シンポ)型潜水艦(2、000トン)だけとされる。

 関係者によると、新型潜水艦は3、000トン級で、年内に進水式を行う方向で建造が進み、エンジンは、北西部・平安北道竜川(ピョンアンプクトリョンチョン)の「北中機械工場」で開発・製造されたという。動力システムには、浮上せずに連続航行できる「非大気依存推進(AIP)」技術を採用している、との情報もある。

 関係者によると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は昨年6月の中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程2500〜4千キロ)発射直後に開いた科学者ら功労者との宴会で、軍需工業担当幹部に対し、建国70周年に当たる2018年9月9日までに、新型潜水艦を建造するよう指示していたとされる。建造が8割完了したとすれば、予定を上回る速いペースだ。

 北朝鮮は昨年8月、発射の兆候を探知するのが難しいSLBM「北極星」(射程2千キロ以上)の試射に成功した。さらに、新型の「北極星3」の開発を進めているとみられ、日米韓などは発射実験を警戒する。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は昨年9月、衛星写真の分析に基づいて、北朝鮮東部の新浦にある造船所で、新たな潜水艦を建造している可能性がある、と指摘している。

(中日新聞)

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