
バランス感覚大事にデザイナー おしゃれ大好き 少女のあこがれ個性がキラリ子供服ブランド
女の子たちはおしゃれが大好き。今、少女向けのブランドファッションに関心を持つ子が増えています。でも既製服ってどんなふうに出来上がってくるんだろう。少女記者が、愛知県を拠点にしている子供ブランドの老舗「ラブメルヘン」のデザイナーたちにインタビューしてきました。 雑誌などから情報集め お店に出て生の声聞く名古屋・JR(ジェイアール)千種駅近くのビルの五階。デザインルームは、色とりどりの子供服の見本がハンガーにかかり、さすがおしゃれな職場の雰囲気。一角には少し改まったデニムの洋服も飾られていました。 「これ、どうかしら? 来春の卒業式用の服なの。流行しているデニムを使って、式以外の場所でも着られるようにしたのよ」と、チーフデザイナーの米山美佐子さん。 ここのブランドは小学高学年を対象に、二十九年前にデビュー。修学旅行をはじめ、子供の生活シーンに合わせ、洋服やバッグなどを提案しています。それらを作り出すのがデザイナーの仕事です。 「まずデザイン画をかくでしょ。生地と寸法を決めて、工場に見本を作ってもらいます。色も選んで、途中でチェックしながら手直しも。そして本格的に作り出すの」と、デザイナーの飯島愛子さん。 一つの商品が出来上がるまでに一カ月余り、独自に生地作りから始めれば二カ月ほども。型紙を作るパタンナー、縫う人など、いろいろな人がかかわりますが、デザイナーはその時々に服の出来上がり具合を見守り続けます。 「小さいサイズの服に、大きな模様の生地を使ったら、バランスが狂っちゃうからね」と飯島さん。だから大きな子も小さな子も格好がいいように、チェックの目を厳しくします。 記者たちが興味津々だったのはデザインを考える時。「本を読んだり街を歩いたり、雑誌やテレビも見て、自分に情報をいっぱい与える。いつも格闘してるよ」と飯島さん。名古屋・栄にあるデパート松坂屋などの店頭に立って、子供たちの声を聞くのはむろん、大阪や東京にもアイデアを求めて飛び回ります。 米山さんは「子供も流行に敏感。ミラノとかニューヨークの大人のコレクションからも取り入れるのよ」。時には人気アイドルが着ているファッションも参考にしますが、飯島さんは「そのまま取り入れたら、子供と大人とは違うから格好が良くないの。だから少し取り入れたり、やめてしまうこともあるよ」。 小さいころから絵をかくことが好きで、この道に入った飯島さん。記者に「今まで作った中で一番気に入った服は?」と聞かれて「それがさあ、全部。全部かわいいと思うんだよね」。 やはり気になるのがこの冬の流行色。米山さんが「大人に人気の白に、子供がいつも好きなピンクやオレンジ、ブルーが多いかな」。記者たちは見本の服の一点一点にすっかり見とれていました。
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