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ふくい経済 シゴト咲く

快適な住まい提供 ユウシュウ

 板倉 雄一(いたくら・ゆういち)社長 38歳

「お客の求める以上のサービスを提供したい」と話す板倉雄一社長=福井市照手4丁目のユウシュウで

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「優秀」な作業心掛け

 部屋の清掃や床のワックス掛けなどのハウスクリーニング、マンションや一戸建てなどの内装工事、ビルの維持管理、住まいを修復するリフォームや性能・価値を高めるリノベーション。自ら創業した「ユウシュウ」の事業には安心で快適な空間づくりという理念が一貫している。「お客の大事な財産を預かるので、常に身を引き締めて真剣勝負で仕事しています」

 社長になる夢は子どものころから漠然と抱いていた。足羽高校(福井市)から大阪のビジネス専門学校に進学した。同校を選んだのは一瞬の判断だった。「高校三年の時、専門学校を紹介する大きな冊子をぱっと開いたページに載っていたのがその学校。運任せでした」と笑う。大阪は出身地で親戚も多い。在学した二年で多くの友人ができた。

 卒業後は住宅建築などを手掛ける企業「アルティ」に就職し、福井支店で営業の仕事に就いた。三年ほど後に知り合いの誘いで東洋運輸に転職。トラック運転手となり、東レの製品を全国各地に運送した。

 創業のアイデアを温めたのはそのころ。「アルティにいた時、家の掃除を担当するのは年配の人が多かったが、若い人の力と女性のきめ細かさで掃除したら面白いのではと考えた」。退職後、賃貸物件の清掃などをフランチャイズ展開する住宅コンサルティング会社の研修に参加。作業や営業の基礎を学んで加盟し、二〇〇三年にハウスクリーニング業の「ユウシュウCC(クリーニングカンパニー)」を創業した。社名は「優秀」にちなんだ。

 鮮魚販売をしていた父周三さん(62)も加わり、飛び込みでの営業や作業に走り回った。「仕事をいただいたら一生懸命こなす。他のことを考える暇がなかった」。持ち前の明るさと野球で鍛えた体力を武器に事業を伸ばし、顧客の求めに応じて周辺分野へと拡大させてきた。

 経営者として転機となったのは福井青年会議所(JC)に加入した〇八年。「初めはなぜ自分のことを差し置いて、地域や日本のためにボランティア活動するのか、よく分からなかった」。だが、JCの仲間と議論や事業を共にするうち、考えを共有して人を動かす重要性を学んだ。

 「自分のためという考え方が、気が付いたら人のため、福井のためへと変わった」。会社経営でも従業員のために何をするかと考えるようになり、士気も高まったという。

 振り返れば、顧客やJCなど人との出会いが自身を成長させてくれた。「人のつながりに感謝です。自身も従業員もさらに人間性や技術を磨き、さらに高みを目指していきたい」と力を込める。 (平野誠也)

 板倉 雄一社長

 大阪市生まれ。小学生時代に福井市へ。足羽高校卒。大阪の専門学校を卒業後、2度の会社勤務を経て創業した。現在、福井青年会議所理事長も務める。小学3年の時に始めた野球では捕手として活躍し、専門学校時代にプロテストを受けたことも。1977年10月24日生まれ。

 住宅清掃や内装工事 ユウシュウ(福井市) 

 2003年2月、福井市大宮2丁目で創業。2度目の移転で照手4丁目の現在地に本社を構えた。06年に株式会社化し、現在の社名に変更。敦賀市に営業所を置く。従業員17人(パート含む)。資本金500万円。

 

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