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ふくい経済 シゴト咲く

カーテン軸に次へ フォレストリンク

 森 篤夫(もり・あつお)社長 46歳

移動販売などを手掛け、購入者の満足を第一に考えカーテンを提案する森篤夫社長=福井市のフォレストリンクで

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顧客対応きめ細かく

 カーテンがびっしり並んだ「ショールーム」のような車内。車を使った移動販売は顧客が商品を見て、手に取り、部屋に取り付けるまでが一度で可能だ。購入後にイメージと違うなどの問題が解消できる。「本当に納得した品を選んでもらいたい」と、購入者の立場に立った目線を常に持ち続けている。

 移動販売は四年ほど前から始めた。店舗を構えた場合、常駐する店員の人件費や固定費などコスト面の問題が避けて通れなかった。そこで目をつけたのが移動販売だった。現在は約三百種類のカーテンを車に積み、依頼者の元へ出向く。カーテンを実際取り付けることで部屋への光の入り具合や色の印象などが目に見えて分かり、生の声を聞いて販売する手法が顧客の満足につながっている。

 購入する側がカーテンを求めて店に行く場合は、事前にサイズを測って部屋に合うものをイメージし、場合によっては店員と相談の上、注文などをして手に入れる場合が多い。購入したカーテンが、本当に部屋に合うかどうかは、実際に取り付けてみないと分からない。移動販売は購入後の「ミスマッチ」を防ぐことにも一役買い、カーテンの事にあまり詳しくないお年寄りらからは喜ばれているという。

 移動販売だけでなく、ブラインドやすだれ、巻き上げ式カーテンのロールスクリーンなど種類別に立ち上げたホームページを通じた注文も受け付け、細かい要望に応えている。「ただ売るだけではなく、情報提供ができるホームページにしたい」との思いでサイト運営に当たっている。

 従業員には、顧客へのきめ細かい対応を要求する。二十代前半の社員もいて「上から目線をやめ、常にお客さんの立場に立って対応するように」と呼び掛けている。

 会社を立ち上げたのは、三十代半ばの時。「つらいと思ったことはない。楽しかった」。常に前向きな姿勢で会社を運営してきた。当時は少なかったネット販売業者も、インターネットが広まった現在は多く競争は激しくなった。時代の変化を感じつつ「ネットで新しいことに取り組みたい」と意欲は衰えない。

 今後の展開について「カーテンを軸にしながら、福井の生地を使った商品を多業種に広めたい」と、新たな可能性を求めて次の一手を模索中だ。 (中場賢一)

 森 篤夫社長

 福井工大福井高校を卒業後、県内のカーテンメーカーに就職。その後、父親が立ち上げた縫製工場で働きながら、ネット販売会社を立ち上げる。1969(昭和44)年10月5日生まれ。

 カーテン販売など フォレストリンク(福井市) 

 2015年3月設立。旧社名は「インテリアどっと通販」。オリジナルのインターネットサイトを立ち上げ、主にカーテンなどを販売。「日本のインテリア業界をもっと元気に」を企業理念に、車を使用した移動店舗販売も手掛ける。従業員は10人(パート2人)。

 

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