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ふくい経済 シゴト咲く

独自の旅行案提供 エムトリップコーポレーション

 宇野 雅博(うの・まさひろ)社長 52歳

「新しい旅を提供し続けたい」と意気込む宇野雅博社長=福井市北四ツ居2丁目のエムトリップコーポレーションで

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他社にできない 強み

 欧州の有名サッカークラブチームの試合は入手困難な前列で観戦し、夕食は現地の人たちしか知らない穴場レストランで楽しむ。大手旅行会社のツアー申し込み客は全体の一割ほどで、ほとんどは「次はどんな新しい旅行へ連れてってくれるのか」と独自の旅行プランを期待する人たちだ。行き先や予算さえ「お任せ」で会社を訪れる観光客も多く、味わったことのない国内外の旅行を提案している。 (玉田能成)

 旅への熱い思いは小学校三年生の時に芽生えた。兄の本棚で見つけた作家小田実さんの作品『何でも見てやろう』を読み、「こういう人生は楽しいだろうな」。沢木耕太郎さんの旅行記『深夜特急』シリーズなども読みあさり、まだ見ぬ世界への思いを膨らませた。

 大学を卒業後、県内の旅行会社に主に添乗員として勤務。入社二年目、自分が考えたプランの旅行を楽しむ客の様子に感動。徐々に営業をしなくても客が増え「多くの人に喜んでもらえる旅行業は天職かもしれない」と思い始めた。添乗先は欧米やアジアなどさまざま。興味があった「食」への思いから、各国のレストランを食べ歩き、知識を蓄えた。

 一度はイタリアンレストランの開店を志すが、旅行業への思いを捨てきれず二〇〇六年に独立。イタリア語で「無限大」を意味する「マッシモ」の頭文字「エム」を社名に入れ、ありきたりではなく無限大の可能性を秘めた旅を提供したい、との思いを込めた。

 開業当初は「客が来るのか」と眠れない日もあった。しかし、世界各国の旅行を手配してきた経験が生き、今では「開業は思ったより楽だった」と振り返ることができる。「難しい要望にもチャレンジしてきたから、他社にできない旅を提供できるようになった」と胸を張る。

 「この仕事は飽きられたら終わり。常にここでしか提供できない旅を提供し続けることが課題」。そのために、自身が実際に現地に赴き「生の現場を体験して、旅行プランの引き出しをまだまだ増やしたい」と目を輝かせる。

 宇野 雅博社長

 越前市出身。大学卒業後、県内の旅行会社に12年間勤務。添乗員として、600回以上に及ぶ海外渡航経験を生かして起業した。シェフ志望で調理学校へ通ったこともあり、食への関心が強い。1962(昭和37)年11月2日生。

 旅行代理業 エムトリップコーポレーション(福井市)

 2006年5月に福井市海老助町で設立。09年に同市北四ツ居2丁目に新社屋が完成し、本社を移転した。「旅は、想像を超えるもの」をモットーに、他社にない国内外の旅行プランを提供している。

 

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