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サウルコス福井

サウルコス 存続へ執念 資金難表面化「負けたら後がない」

「負けたら後がない」と試合前から士気を高めるサウルコス福井の選手たち=長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で

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引き分けで首位守る

 サッカー北信越一部リーグのサウルコス福井は一日、運営組織のNPOの資金難が表面化してから初めての公式戦に臨んだ。存続させるべきチームと県民に思ってもらうためにも「負けたら後がなかった」(望月一仁監督)。リーグ戦2位のアルティスタ浅間(長野)を相手に執念の引き分けに持ち込み、首位ターンを決めた。

 長野県佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行われた前期最後の第七節。サウルコスは立ち上がりから攻め2得点したが、35分に失点し2−1で前半を終了。試合の流れはアルティスタに傾き、続けざまに2失点し、逆転を許す展開に。しかし、残り1分。ロングスローなどから生まれた相手ゴール前のこぼれ球を、福田航太が決めて3−3に追い付いた。

 サウルコスとアルティスタは前節終了時で勝ち点18で並び、得失点差でサウルコスが首位にいた。黒星を喫していれば2位に後退する大事なゲームだった。

 「執念のゴール」(橋本真人主将)を生み出したのは、チームの一体感だ。クラブの資金難が分かって以降、選手同士の結束がより強まったという。県協会は今季のクラブ存続に向けスポンサー企業探しなどに乗り出したが、来季以降の存続は不透明。だからこそ、選手たちは練習前のミーティングやピッチ上で「負けたらJFL(日本フットボールリーグ)に昇格できない」と思いを一つにしていた。

 橋本主将は「僕たちが必死に取り組んで多くの人を振り向かせたい。サッカーに対して情熱を持ちたい」と語る。存続には、県民に応援しようというムードを広げていくことが不可欠。選手たちは、一戦一戦にすべてを注ぐ覚悟でいる。

 指揮官も「今のチーム状況も踏まえ、諦めずに戦ってくれた」と賛辞を贈った。まずはリーグ戦制覇。次節は二十二日、坂井市三国町黒目のテクノポート福井スタジアムで上田ジェンシャン(長野)と対戦する。 (谷出知謙)

 

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