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天一譲り 華麗「水芸」  福井・日之出小 藤山さんが興行

水芸を披露する藤山新太郎さん=福井市日之出小学校で

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 明治時代に世界を舞台に活躍した福井市出身の奇術師、松旭斎天一(しょうきょくさいてんいち)(一八五三〜一九一二)の業績を記念した水芸興行が九日、同市日之出小学校で行われた。天一が欧米興行で人気を博した舞台奇術の「水芸」を引き継ぐ藤山新太郎さんが、華麗な技を次々と披露して客席を沸かせた。

 公演は一時間半ほどで、水芸が大トリを飾った。幕が開くと華やかな舞台装置が出現。扇子や刀など舞台のあちこちから水が噴き出し、藤山さんが最大で四メートルほどまで噴き出す水を巧みに操った。大量の水が、曲線を描きながら藤山さんを包み込むように噴き出す光景に、訪れた二百人が目を奪われた。

 水芸のほか、天一が得意とし「テンイチ・サムタイ」の名で海外にも知られている柱抜き、紙を使ってチョウチョの一生を表現する「蝶のたわむれ」など、江戸時代に誕生した日本発祥のマジックも上演された。

 こよりできつく縛られた藤山さんの両親指が、自分の手元の輪をすり抜ける柱抜きの技を間近で体験した大野市有終西小学校四年の三嶋勇真君(10)は「近くで見ても、どうなっているのか分からなかった」と不思議そうに話していた。

 水芸興行は幕末明治福井150年博の一環。県立こども歴史文化館が開いた。 (清兼千鶴)

 

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