トップ > 日刊県民福井から > 福井写真ニュース > 記事

ここから本文

福井写真ニュース

強い台風県内に爪痕

台風の影響で、落果したナシを拾い集める西田実さん=24日午前10時20分、あわら市波松で(蓮覚寺宏絵撮影)

写真

 台風20号が県内に近づき、日本海に抜けた二十四日、県内では収穫を間近に控えたナシの落果や、敦賀市天然記念物の木の損傷、建物の屋根が吹き飛んだことによる住宅や電柱の損壊など、強風による被害が次々と明らかになった。

ナシ落果、農家悲鳴

坂井北部丘陵地  

若狭町岩屋地区

 坂井、あわら両市にまたがる坂井北部丘陵地と、若狭町岩屋地区では、特産のナシが落果する被害が相次いだ。中でも収穫間近の主力品種「豊水」が大打撃。「あとちょっとで収穫なのに…」。汗を拭いつつ、ナシを拾う農家らの恨み節が響いた。

 あわら市波松の西田実さん(69)のナシ畑には、一週間後に収穫を控えた豊水、ジャンボナシ「新高」や二十世紀など丹精したナシが散乱。西田さんは「昨年も台風にやられたけど、今年は三重苦や」と肩を落とす。

 二月の大雪で栽培用の農業ハウスが倒壊。気持ちを切り替え、露地物の世話に取り掛かった直後、あられが降って若い実を傷つけた。そして今回の台風。「昨日まで幸水の出荷に忙しくて対策に手が回らなかった」と悔やむ。半数近くが落果し、廃棄するしかない。

 県生産振興課によると、ナシの落果があったのはあわら、坂井、若狭の三市町で計三十五ヘクタール。実っているナシの10%程度が被害を受けたといい、十七万五千個が落ちた計算。昨年八月の台風5号ではあわら、坂井両市で計二十六ヘクタール、5%程度だったため、被害はより深刻だ。 (北原愛)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索