トップ > 日刊県民福井から > ふくい地域ニュース > 記事

ここから本文

ふくい地域ニュース

村上さん(小浜)雲浜研究実る 全国歴史研究会の功労賞

村上利夫さん

写真

 江戸時代末期の小浜藩出身の学者・梅田雲浜(うんぴん)の研究を長年続ける小浜市東勢、村上利夫さん(86)が、全国歴史研究会(東京)の創立六十年にちなみ、歴史大賞功労賞を受賞した。

 村上さんは三十代の頃から研究に励み、二〇一五年一月発行の「梅田雲浜の人物像」など、これまでに著書二冊を出版。「維新と梅田雲浜」など歴史研究会の月刊誌に寄稿した論文も数多い。

 全国歴史研究会は約一万七千人の会員が集うグループ。二十七日に都内で開いた六十年記念大会の席上、長年の取り組みを評価して功労賞を贈った。県内では村上さんだけ。

 雲浜は尊王攘夷を訴え、安政の大獄で獄死した儒学者。村上さんは子孫に当たる梅田昌彦さん(74)=奈良市=と交流を続け、雲浜が福井藩の財政再建に尽力した肥後熊本藩の学者・横井小楠(しょうなん)を紹介した“立役者”だったことを示す研究にも携わったばかりだ。

 今回の受賞について「大勢の研究者がいる中で思いがけない賞をいただいた」と喜び「明治維新の先駆けとなった雲浜に、歴史研究会が光を当ててくれたことがうれしい。ライフワークとしてこれからも続ける」と話した。 (池上浩幸)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索