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ふくい地域ニュース

リノベーションで活性化 5年かけ まちづくり講座始まる

駅周辺を歩いて回り、リノベーションできる建物を探す受講者ら=福井市中央1丁目で

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福井駅周辺、新幹線見据え

 既存の建物の用途や機能を変え、改修することで価値を上げる「リノベーション」の手法を用いたまちづくりの実践講座が一日、福井市で始まった。北陸新幹線県内延伸を見据え、五年間かけてJR福井駅周辺でリノベーションの手法によるまちづくりを進める。

 市などが、二〇一五〜一七年度に開催した短期間のリノベーションスクールの後継講座として企画。初年度は十二月までの四カ月間にわたり、五回の講座を開催する。県内外の二十〜七十代約十五人が参加し、駅周辺の建物を題材に、その周囲の活性化につながるような事業計画を練って発表。リノベーションの手法と駅周辺で予定される再開発の共存を考える。

 初日は、対象になる建物を探すために、駅周辺の商店街や繁華街の片町を歩いて回り、空きビルなど約二十カ所を見学。東京で旅行関連の商品を販売する轟木雅幸さん(35)は、地方の活性化に興味があって参加したといい「駅周辺は細かく見ると、二階、三階が空き家の建物が多い印象」と分析した。

 福井市出身で、転勤で石川県野々市市に住む会社員、橋本敬之さん(31)は「地方創生に関わる仕事をしていて、地元の人が楽しめるまちづくりのための考え方を学べたら」と意気込んだ。

 講座ではプロジェクト・デザイナー後藤太さん(福岡県)の講演もあった。福岡市や東京都渋谷区で携わっているまちづくりの事例を紹介しつつ「福井でやれることだけでなく、将来像も考えながらデータを分析すると見えるものがある」と指摘した。

 受講者は十月以降、実際に事業化を目指す提案のほか、公共施設など街の重要施設を題材にした仮想の提案など三種類のリノベーションを考案する予定。 (片岡典子)

 

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