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工芸祭職人の技光る 展示や物販、体験も

越前市

越前打刃物の包丁の試し切りなどをしながら品定めする親子ら=越前市武生中央公園総合体育館で

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 県内外の職人やクラフト作家が集う越前市クラフトフェス「千年未来工芸祭2018」が二十五日、同市高瀬二丁目の市武生中央公園総合体育館で始まった。二十六日まで。

 越前和紙、越前打刃物、越前箪笥(たんす)の市内三産地の若手職人らを中心に実行委を組織して初めて開催。ものづくりのさかんな越前市から、地域や歴史を超えて工芸の魅力を発信するのが目的。物販、体験、飲食のエリアに分けて計九十六ブースが並んだ。

 メイン展示は、越前箪笥を製造する越前指物協同組合の若手職人が二〇一六年から取り組んできた、法隆寺(奈良県)所蔵の国宝「橘夫人厨子(ずし)」の複製。同厨子の板に「越前」と彫られていたのを縁に、法隆寺などの協力を得て進めてきた。大きさは実寸の三分の二サイズで、高さ百八十三センチ。天井裏側の細かな格子状の細工にまでこだわり、装飾の蒔絵(まきえ)は科学的検証で当時の絵柄などを解析し、地元の蒔絵師が仕上げた。

 組合長の松井建士さん(49)によると、越前指物と厨子の関係は分からなかったが、今回の複製製造を通して、八百年ごろとされる厨子の製造年のころには、現代の指し物技術がほぼ確立していたことが分かったという。来場者らは色鮮やかな厨子の写真を撮ったり、眺めたりしていた。

 物販コーナーでは七十六ブースが並び、来場者らは越前和紙や越前打刃物、越前指物のほか、アクセサリーや革細工などの雑貨を手に取りながら職人らとの会話を楽しんだ。

 関連イベントとして会場近くでは、水を使ったアトラクションなどが楽しめるイベント「だるまちゃん広場であそぼ」(二十六日、九月一、二日も開催)や市福祉フェスタが開かれた。 (山内道朗)

 

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