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ふくい地域ニュース

サバ養殖 タブレットで 小浜市 効率化した現場公開

腰のあたりに付けたタブレット端末でいけすの状況を確認しながら取り組む給餌

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 小浜市田烏の釣姫(つるべ)海岸で取り組むサバの養殖で、市は十六日、インターネットのタブレット端末で魚やいけすの状態をひと目で確認できる、効率化した現場を公開した。

塩分や酸素濃度を測定するため、いけすにつり下げられるセンサー=いずれも小浜市田烏で

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 水温、酸素濃度、塩分濃度を自動で測定するセンサーをいけすに設置。作業に当たる漁業者の端末に送信することによって、適正な量の餌を与えることができる。従来は漁業者が現場で水温を測定。経験と勘で給餌していた。

 端末を手にすることで、船を出港しなくてもいけすの状況を把握できるほか、データを瞬時に市の担当部署や、養殖事業を支援する県立大の研究者に報告できるようになった。

 小浜市は市漁業協同組合に委託して二〇一六年から養殖に取り組み、本年度は一万匹を育てている。水温が三〇度近くまで上がってサバを育てることが難しくなる夏場の給餌が課題になっていた。四月から運用を始めており、現場を担当する地元漁業者の浜家直澄さん(62)は「手帳に状況を書いて、ファクスで報告していた以前と比べて早くなった。良いサバを残して(お客さまに)提供するのが私たちの最終目標。一歩前進した」と話す。市農林水産課も「測定値をデータ化して分析し、サバの生存率を高める技術を確立したい」としている。 (池上浩幸)

 

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